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なんだかんだとばたばたしている間に夏は過ぎ去ってしまいそう。
奥さんとあわせて遅めにとった5日間の休み。 私はどっぷり山につかるか、もしくは久々に海外に行きたい。と訴えたのであるが妻と子どもは実家に帰りたいと訴えた、そこで双方の意見を調整し、妻子は実家へ。そして身軽になった私は好きなところに行くことにした。 せっかくの休みにどっぷりと大きな山を旅するのも捨てがたかったが、独身時代は毎年数回は海外の空気を吸っていた僕としてはここはひとつ海外に行きたい。 昨年から集中してマイルをためたおかげでもはやただでビジネスクラス世界1周できるくらいのマイレージは貯まっているしさ。 でとりあえず海外に行くことにして、5日(実質4日)でマイレージでただで行けそうなところを探してみた。 UAならバンコク、シンガポール、香港、ホーチミンといったところか。 ノースウェストならMHと提携しているのでアジアのほとんどの都市に行ける。またこのマイレジプログラムがちょうど8月から中華航空と提携したので行けるチケットの格段にとりやすくなった。 ただし、無料航空券でも航空会社によっては原油高に伴い燃料サーチャージと称して数万円の追加金を取られたりするので注意が必要だ。 ちなみにNW UA CIなどはサーチャージがかからないので狙い目である。 よし中華航空でどこかに行こう!と考えているところに例の炎上事故が起こったので妻からストップがかかった。 じゃあどこいく?と空席情報をあたり7日前にバンコク行きのチケットがとれたのでとりあえずバンコクに行くことにする。 バンコクといえば、昔はどこか西に向かうときはまず、バンコクに行って、そこで安い航空券を買ってさらなる土地に旅立ったものである。 そのバンコクに最後に行ったのは独身時代の4年前。 そんなこともあってバンコクといえば非常に思い入れがある町なのである。 そしてこの4年の間に自分自身の環境のみならず、世界や文化も大きく変わったものだと考えてみる。 1997年のアジア通過危機で打ちのめされたタイを含むアジア経済はどのように変わったのであるか? 2003年頃から始まる、中国、ロシアをはじめとする、経済発展(きわめて政策的な)によって世界的な資源インフレーションが新興国に富をもたらし有り余ったマネーがさらなる投機対象を求めて世界中を駆けめぐる。 今世界が過剰流動性によってもたらされたバブルであるといえるのだ。 先のサブプライムローンって要するにアメリカの信用力が低い個人、要するに貧乏人がくんだローン債権を担保証券化して、それが世界各国のファンドに組み込まれたものでしょう。要するに不良債権を商品化して世界中に売ったわけですよ。それって、たとえば日本のバブル全盛期に崖っぷちの土地とかゴルフの会員権を1億円くらいで売買してた頃に似てませんかね? 過剰流動性は投機の対象を探して何でもかんでもとびついて、一度価格が上がったものはさらなる投機をよびこんで信じられない値段になるんですよね。 今の資源高もそう。 世界中(特に中国)の株価もそう 外貨もそう。 ある時だれかが馬鹿みたいなインフレーションに気がついて売りが始まったときに本当のバブル崩壊がくるような気がします。 先日のサブプライム問題を発端とする世界同時株安は1998年の金融危機以来のバブル崩壊の始まりと思っていてのだけど、とりあえずはFRBの公定歩合引き下げ宣言のおかげで理由もなく株価も外貨も上がってきました。 私的には世界経済はまだ終わりが始まったばかりと思っているのだけどいかに? なんだか前置きが長くなりましたが、要するに海外に行くにあたっては円高歓迎なのである。 ただそれだけの前置きであった。 とりあえずバンコクに行くことにして後の予定はバンコクに着いてから考えることにする。 リュックには一応、海パンをつめこんだ。 そして今回は初めて海外にPCを持っていくことにした。(実はやり残した仕事が少しある) そしてPCを鞄につめつつ、この4年の間の旅行ツールのデジタル化に改めて驚いた。 まず音楽、 昔はといっても5~6年前まではカセットが主流でした。 だから旅立ちの前にお気に入りの曲をアレンジして90分テープかなんかに入れて数本持っていたものである。 かさばるテープを5本持っていったとして聞ける曲は100曲くらいか。長旅だと飽きてくるので旅人同士で交換しあったりする。 それが今はどうだ? ipodを初めとするMP3プレイヤーの登場によってわずか数10gの躯体に1000曲もの曲が入るのだと。 1000曲あれば1年くらいの旅でもあきないね。飽きたらネット経由で世界中からどこでも買えるじゃん。 写真事情も変わったね。 昔はフィルムカメラだったから、長旅だと貯まっていくフィルムに困ったものだ。撮った写真は早く見たいしかといって旅先で現像するとよけいな荷物になるし。。。 それが今やデジタルカメラの普及によってわずか数gのメモリーカードに信じられないくらいの枚数が保存できるのね。 現像しなくても見れるし、気に入った写真をネット経由で友人に送ることもできるのね。 通信手段も変わったよね。 私が世界1周していた7年前はここまでネットが普及していなかったから友人との連絡手段は手紙が中心でした。 日本大使館気付にしてもらった手紙を大使館まで取りにいくのが楽しかった記憶があるけれど、今はすべてがメールですんで感動がなくなった。 ついでに今や携帯電話まで海外に持ち出せる時代。 昔携帯を買った時に、「世界中で使える携帯はありませんか?」と聞いたら変な顔されたのが嘘のようなものです。 今は観光地ならどこにでもインターネットカフェがあるし、世界中どこにいたってメールを送ることも、株の取引をすることも、日本の出会い系サイトで気に入った子をくどくこともできるのだ(実は私はどれもやったことがある) 便利な反面、世界が狭くなってさびしいことでもある。 そんな思いをしつつ、とりあえず、タイの最新旅行情報をPCに落とし、それをモバイルPDAに入れてガイドブックの代わりにいざ出陣してみたのである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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