今年の夏はまったく山に行けませんでした。
なんでかって言うと、7月後半のキャンプ&登山計画は雨に流れ(というか雨の中でキャンプった)、8月後半に順延した計画も台風に阻止され(台風の中でキャンプしたが)
一番天気が良かった8月中旬にはまとまった休みを入れておいたのだけど、それは表題の研修のため。
4年前に受かった社会保険労務士資格だけど、資格維持にコストがかかるのでほったらかしにしておいた。これは事務指定講習に70000円。
その後社会保険労務士として独立する場合は登録料や士会会費などで初回20万円近くの費用がかかるし、その後も毎年10万円近くがかかる。かせげない資格と言われる割にはランニングコストがかさむわけだ。
でもまあやりようによっては軽い副業程度にはなるかもと、とりあえず事務指定講習の申し込みをしてみたのである。
んでせっかくなので、これからこの講座を受ける人に少々体験談など。
この講座に申し込むと2月頃に分厚い六法と課題集が送られてきます。
2月から5月までは通信講座と称して、各種届け出用紙の模擬記入答案を30枚ほど記入しなければならなりません。
なにぶん4年もブランクあるのでそりゃ大変でした。でもよくしたものでネット上をさまよえば必ずや記入例が見つかるので参考にします。
よほどの大間違いでもないかぎり通信課程で落とされることはないみたいです。
それから面接講義と称して暑い盛り、4日間の貴重な夏休みを利用して退屈な講義が繰り広げられるわけです。
面接といってもひとりひとり面接する余裕がある訳がありません。
大教室に100人以上の生徒が詰め込まれ、午前午後、3時間ずつひたすら退屈な授業です。席は3人がけのテーブルの自由席。30分前にはいかないと両サイドの席は埋まっています。真ん中の席は結構窮屈なんで、私は30分前到着を心がけていました。
なぜ退屈かともうしますと、講義台にたつ先生たちは、現役の社労士で、それこそ実務のプロなのですが、実務屋さんだけあって、教えるのは非常になれておりません。
それはそうです。お客様にマンツーで説明することと、大勢を相手に万人向けの話をするのとでは口上はまるで違います。
しかし、貴重な時間を費やして、既に知っていること、教科書に書いてあることを何時間も聞かされる身にとっては正直拷問です。
寝ている人もかなりおります。起きて聞いていても益するものがないのなら寝ていた方がよほど賢い時間の使い方だと思います。すみません私のことです。
業務内容の講義以外にも、実務のポイントや、営業方法、裏話なども交えて話してくれる先生もいます。そのような話にはみなさん食い入って聞いているような気がしました。
とはいえ、「3年間は食えない」とか「営業は1件1件地道に」とか「ダイレクトメールもやってみろ」とかそのような旧来型の資格業の悪常識に縛られたトークにはうんざりしましたが。
どのような仕事でもやり方次第と思いますが。
社会保険労務士法のいわゆる1号業務2号業務(書類作成提出代行)をターゲットにしている限り成功はあり得ません。
じゃあ3号業務(相談・コンサルタント)?
いやいや3号だってこの不景気に、中小起業の事業主が雇用義務のない社労士なんかコンサルタントとして雇いますか?雇ったとしてもパイの奪い合いです。
1号~3号とか従来の枠を越えたところにこそ勝機があるように思えます。
たとえば・・・っていくつもアイデアはひらめいてきますが、一応秘密にしときます。
商売敵になると困りますので(笑)
あっ、この本なんか読むと目からうろこかもしれません。
資格起業家になる!
ところで、私は今回の会場はなんとお台場エリア!
うわ~何て遠い場所なんだ!
と思ったらりんかい都市線が開通していて、新宿から直通でいけるのね。
それでも我が家から往復5時間。しかも満員電車!
遠距離通勤に嫌気がさして、4日のうち1日だけお台場に泊まることにしました。
ホテルサンルート有明
楽天ポイントの端数を使って1泊4000円で宿泊させていただきました。
往復2500円の交通費と5時間の時間が浮くのだから費用対効果は抜群。
おまけにお台場ガンダムまで見に行って、旅行気分満喫。
かったるい講習も旅行気分でリフレッシュ。
何事も逆転の発想が必要ですね。
そんな感じで私の夏休みは終わったのでした。