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カテゴリ:闘病日記
手術後すでに1ヶ月近くが経過し、日常生活はほとんど不便がなくなってきていた。 普段はもちろんのこと、排便時にももはや痛みのかけらのもないし、長時間の運動も平気だし、酒も入院前同様に飲んでいる。 病気になったおかげで、生活面では食事はよくかんで食べること。早寝早起きを続けていることもあって体調はすこぶるよい。 ただし、まだ座るにはドーナツ座布団が必須だし、ウォシュレットのないところで排便は怖くてできない。 携帯用ウォシュレットなんていう優れものが市販されているが、これは、排便前に水を詰めなければいけないので、手洗い場で水をくむという周知に耐えるかさもなくばペットボトルなどに入れて水をも持ち運ぶ必要があるのがネック。 キャンプや登山などでは必須かと。
ドーナツ座布団は座る場所に逐一必要で、主に、自動車用、居間用、自分の部屋用の3つを用意した。
ドーナツクッションは低反発素材が主流ではあるが、ビーズ式のもの もかさばらずに座り心地は悪くない。
あとは入浴時に座る用のスケベイスがほしいのであるヾ(´ε`*)ゝ エヘヘ
・・・スケベイス('_'?)...ン?
博識深い紳士の方ならご存じであろうが、ご存じのない淑女のかたのために説明しておくと、座面部分の中央部が手が入るくらいの溝になっている浴用のイスである。
というかもともとこのイスは痔主様が開発したそうな。 加えて言えば、陰部に第三者の手が入るということは、高齢の方や障害のあるかたなどの介護用品としても有用であり、実際のところ介護ショップで売っていたりするのである。
ではなぜスケベイスといういかがわしげなネーミングがついているかと言えば、これはある時、上記、「陰部に第三者の手が出し入れできる」という介護用品としてのメリットを、性的サービス用に転用した業者がおり、それが全国的に伝播定着したからなのである。
なので誤解を恐れず言えば、スケベイスは本来明らかに医療介護用品なのであるが、医療介護業界がその有用性を十分に世間に喧伝しないうちに、風俗業界がちゃかり、「スケベイス」なんていかがわしいネーミングで日本中に広めてしまったのである。 もちろん痔疾患用に購入して、別の目的で利用して夫婦仲の向上に使うというのも一石二鳥でありではある。 話が脱線してしまった。 生まれて初めて痔疾患となってしまった私に、このスケベイスの座り心地は魅力的なのである。お風呂の時はもちろん、ちょっとした腰かけようにぴったりそう。
が、これを購入してよいか嫁さんに打診したところ、「子どもの情操教育上よろしくない」という理由ですげなく却下されてしまった。
まあ理由もわからなくもない。
当面、座浴用のたらいにけつを沈めながら、お風呂の時間をすごしましょう。
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