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2011年11月15日
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カテゴリ:ひとりで山遊び

毎度更新が遅くなっていますが、日曜日に今年の目標だった某国家試験が終わってようやく一段落です。
先日、そんな試験勉強の合間に息抜きに金峰山にハイキングに行って来ました。

なんで今更ハイキングなのかって?

そりゃあ最近技術体力の衰えを感じている自分としては原点に返って尾根歩きから再開しようという意図なのでありますが、あと実はこの金峰山の中腹で水晶がざくざくとれるスポットがあるという話をみつけたので、山歩きをかねてお宝ハンティングを企画してみたわけです。



金峰山といえば西面の富士見平からのルート、東面の大弛峠からのルート、そして北面の川上村からのルートがメジャーですが、実は南面にも表参道という由緒正しきルートがあるのです。

今回は大弛林道からアコウ沢に下降して表参道を経由するつもりである。



前夜職場から山に直行
今夜は大弛林道途中にある登山口までいくつもり。9月の台風以降全国的に林道が荒れている状況なので不安はあったんだが、やはり不安的中。
峠まで12キロ手前の地点で通行止めにあんっていた。
5キロや6キロならなんとか歩くけど12キロはなあわからん

仕方なく方針を変え、今夜は黒平の森林浴広場に泊まり、そこから明日林道を6キロほどあるくことにする。

 

kinnpu.JPG

 

森林浴広場は、12年前に林道ツーリングをしていたときににわか雨に降られて雨宿りできる場所を探していたときに偶然見つけ、それいらお気に入りのすてきな野宿スポットである。

DSCF7767.jpg  DSCF7768.jpg

 DSCF7766.jpg

山奥なのでほとんどだれもこないし、あずまやの下で雨でもたき火ができるし、(水道はあるけど水は出ないので川で汲む)、でも快適なのは自分だけではないみたい。

久々にきた広場のあずまやの下にはもろ生活痕ありあり。誰がもちこんだか薪ストーブまである?

 

 

 

ともあれ快適な一夜を過ごしてよく朝出発である。

 

7:50発。

森林浴広場のすぐ上の林道をとぼとぼ歩く。

 

DSCF7770.jpg

 

天気は小春日和のすばらしい青空。いうことないが林道は長い。

そのうち誰もきやしないと思っていた林道を後ろから自動車が10台くらい連なってきた(この林道は一般車両通行止め)

聞けば地元猟友会の一同で、今日は鹿の食害対策で鹿の管理捕殺をするんだと。

管理捕殺ということばと猟師のうれしそうな表情に多少の嫌悪感を感じる。

 

ともあれこちらも流れ弾に当たらないように気をつけなばならん。

林道を1時間半で登山口

そこから30分で水晶峠。10:20到着。

 

DSCF7776.jpg

 

実は水晶がとれるのはその名もズバリこの付近らしい。

あちこちに「水晶採掘禁止」の立て札があって、その下に採掘のあとがあるからわかりやすい。

 

DSCF7773.jpg

 

水晶っていたっって、鉱物としての価値はゼロだろうし、鉱物採集マニアにしか価値のないものだ。

いっそ管理エリアを定めて入山料とりつつ、採集を管理した方がスマートなきもするが。

まあそれも鹿の管理捕殺と同じ発想かもしれない。

 

お宝探しはあとにして水晶峠をあとに金峰山を目指す。

 

あまりメジャーなルートではないがいたるところの赤布(ピンクテープ)があって迷いようはない。

 

DSCF7779.jpg  

倒壊した御室小屋から金峰山南尾根にとりつく

 

 

 

 

 

すぐに出てくる鎖場。見た目ほど怖くはない。

 DSCF7791.jpg DSCF7790.jpg

 

稜線からの片手回しの岩

DSCF7781.jpg DSCF7782.jpg

通過はまったく問題ない。

 

まもなく山頂の五畳岩が見えてくるが見えてからが遠いんだ。

頂上着13:15

 

DSCF7787.jpg

 

 

DSCF7785.jpg

 

 

快晴微風の頂上はだだっ広く人っ子一人いない。

なんだか、頂上に執着する気もなかったのですぐに下山開始。

走るように下って15時には水晶峠に戻った。

ここであらためて周りを見回してみると、実に周囲四方八方石英辺だらけであると気がつく。

高校の時の地学で習った記憶があるが石英の中でも特に無色透明なものを水晶を呼んだような。

ならばこの石英の鉱脈(ズリというらしい)の中に水晶がある。

 

DSCF7777.jpg

 

専門家ではないので木の枝かなんかで地面を掘り返してみる。

すると時折キラキラ光るものがあってそれが水晶の破片であったりする。

 でもいわゆる水晶らしい六角柱状はなかなかない。

まあこのへんはマニアが相当掘り返しているようだから、素人は先人の堀残したくず水晶を拾うくらいである。

 

宝探しはなかなか楽しくずっと掘っていたかったが、時間もないので30分できりあげで下山開始。

元きた林道をとぼとぼ歩いて日の暮れようとする17時に森林浴広場に帰着でした。

なんか山深い気分は楽しめなかったけど、面白い山でした。

今度は子どもを連れて水晶探しにでも行ってみたいもんです。

 

DSCF7813.jpg

 

 

 

 

 






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最終更新日  2011年11月15日 12時33分57秒
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