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カテゴリ:ひとりで山遊び
1月1日(日) 紅白も聞かず(聞けず)酒も飲みきらずに昨夜は21時に寝てしまい、気がつくと新年となっていた。 昔は毎年こんな年越しをしていたものだった。
夜は-20度くらいまで冷え込んだようだ。 朝まだ陽のあがらないうちに準備をするのはいかにも億劫で出発は7:30と遅くなる。
今日の予定は赤岳の主稜か南峰リッジを登り、横岳まで縦走して大同心稜を下降しようというプラン。
でも昨日の阿弥陀岳が結構シビアだったし、赤岳主稜とはいえどもノーザイルは厳しそう。 一応単独登攀用の道具は持ってきているが、主稜みたいな人気ルートでは単独登攀システムは非常に迷惑なのである。
なのでまあとりあえず行ってから考えようと再び行者小屋から、ルートとりつきとなる文三郎道へと歩き出す。 今日の気温は-5~-10度以上とややあたたか。 文三郎はものすごい渋滞状態。
さすが人気の八ヶ岳。 ふとみれば、同方向を目指す登山者の集団は皆、ヘルメットにハーネス(安全ベルト)を身にまとっているのね。 ってことはバリエーション? 文三郎から登るバリエーションといえば・・・ この数十名はいるであろう、皆様方みんな「主稜」が目的ですか?
もうこの時点で主稜登るきはすっかり失せて、いいやもう縦走して帰ろうと早くも日和見モード。 主稜のとりつき地点でルート観察。
現時点で3パーティー発見! ルートはそんなには混雑していない。
そしてふと気がつくと同方向に向かっていたパーティーの集団は主稜には目もくれず、登山道をさらに登り続ける。
これは一体? なんて思ってみたが、どうも、今時の冬山登山では一般ルートでもヘルメットやハーネスを装着したりするということだろうか? なるほど確かに、一般ルートでも、滑落や落石の危険はバリエーション同様にあるわけだし、安全のためにはきわめて当たり前の装備といていいだろう。 だとしたら、そんな常識に取り残されている自分の方がなんか時代遅れのような気がしてしまった。
まあともあれ、頂上に10:30到着。
寒いし、混雑してるし、天気も悪くなってきたので長居は無用。 横岳までの縦走もあきらめて、地蔵尾根を下山開始。 行者小屋経由で、テントまで戻ったのは12時頃。 テントを畳んで下山開始。 途中南沢というアイスクライミングエリアで遊んでいこうと、重荷をおいて枝沢に入る。 ところがあんまり久しぶりなので、大滝がどこにあるのか忘れてしまう。 適当な沢に入ると適当に凍っていたので、ちょっと氷登りを愉しんでみた。
結氷甘く、表面に水が流れていてすぐにずぶぬれである。
そんなこんなで最終下山は16:30 久々の冬山年越し。 今度はもっと人気のないとこいきたいなあと思いつつ、帰途につくのでした。
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