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YK夢王たちの饗宴--(ドリームドラッグ・ウオーの跡)夢世界の入り組んだ異世界、最高の夢王は、だれなのか? なぜ、この夢世界はできたのか?ドリームドラッグ・ウオーとは?
この小説のURL : https://ncode.syosetu.com/n7285dc/3/ 夢王たちの饗宴■第3回よく降りてこられました、ジェイ。 やっとあなたは下の世界へ辿りつかれたのです。頭がなく円筒形の胴体から声が流れてきた。 夢王たちの饗宴ードラッグ戦争の痕でー■第3回 ● 作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所 http://www.yamada-kikaku.com/ 第3回 キング・オブ・ドリーム-あるいは創造者の夢■ ■降下世界(多元夢世界のひとつ)■ 踊り場の様なのだが、それがとてつもなく広く続いているのだ。 もう、下へ降りるバーがなかった。 彼は、降りてきた方を見上げてみた。 バーや踊り場が、じゃまになって上の「胎室」を隠してしまっている。 「胎室」は、この世界の住人が生れ落ちた場所のようだ。 彼は横にずっと移動する。仲間の死体が数多くころがっている。 何も存在するはずのない大空間に、巨大なモニターが出現し、 創造主の命令を表示する。 コード111 下ノ世界二到着シタ個体ョリ、チューターヲ、用イ、教育ヲ開始セヨ″ 「ジェイ」 彼を呼ぶ声がする。 彼は今まで話をしたことがないので、単に音に反応したといった方がいいだろう。 ジェイは振り返った。 そこにはジェイが今まで見たことのない、 ジェイ達の体とは、まったく異なった姿形を持つ生物がいた。 そいつがジェイに話しかけているのだ。ジェイは思わす、後ずさる。 それにかまわず、銀色の三本足の、そいつは近づいてくる。 「よく降りてこられました、ジェイ。 やっとあなたは下の世界へ辿りつかれたのです」 そいつには頭がなく円筒形の胴体郎から声が流れてくる。 「お前は何だ」 「これは失礼しました。私はチューター。あなたにチシキを与える ものです。以後お見知りおき下さい」 「そのチューターが、俺に何用があるというのだ」 ジェイは自分自身が、言語を発している事にびっくりしていた。自ら 出す音が、体の中にも響いている。 「本当の事を知ってほしいのです。あなたがおられるこの世界はタワーシップ と呼ばれるものなのです」 「タワーシップ?」 ジェイは、わけのわからない事をしゃべるこの物体から逃れようとし た。横に早く移動するのは初めての経験で苦痛だった。 「危ない」 後ろから追ってくるそいつが叫んだ。 (続く)2016改訂● キング・オブ・ドリーム-あるいは創造者の夢■ 作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所 http://www.yamada-kikaku.com/ #夢王たちの饗宴--(ドリームドラッグ・ウオーの痕) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021.09.26 09:20:12
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