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カテゴリ:腐敗惑星のアリス(1975年)
AF腐敗惑星のアリスー宇宙連邦の監視機構の元で封印されている惑星がある。その腐敗惑星内で新生命トリニティが蘇生し、世界の秩序を変える動きが始まる
この小説のURL : https://ncode.syosetu.com/n6825dd/30/ 腐敗惑星のアリス第30回●地表は平和に満ち腐肉と風はもとの生物に戻る。星は生物、ロケットなどの機械類であふれる。 回収子ゲノンは、合体したレムリアにたづねた。 腐敗惑星のアリス第30回● 作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所 「マンガ家になる塾」 山田企画事務所 ●http://www.yamada-kikaku.com/ yamadakikaku2009ーyoutube 「母さん。お父さんや、この腐肉たちを助けてあげる方法はないの、 あたしはもう、戦いはいや」本当に疲れるもの。 「あなたたち、何か方法は」レムリアは他の者に尋ねる。 「我々には無理です」 「皆を元にもどしてあげてよ」 トリニティが涙を流しながら叫んでいた。 「王なら、その力がおありじゃ」 「そうするように王に呼びかけましょう」 「風民の意識をかりましょう。風民よ、お願い、聞いて、風民も腐敗の風 でなくなりましょう」レムリアが叫ぶ。 風民の意識が腐肉の意識を動かす。 「寂寥王よ、あなたを許そう。この我を元の体に戻してくれるのな ら」 「待て」 ラフラタであるものがいった。 「お前たち、どういうつもりだ。この寂寥王を倒すのだ」 「ラフラタよ。お前はこの寂寥王の心の寂しさを感じられないのか。 孤独が解らないのか。創造者の苦悩が理解できないのか」 「ラフラタよ。お前の心をのぞいてみた」 「お前には心が存在しない」 「つまりは、ダークサイドの人間というわけだ」 「寂寥王よ、我々はあなたを信用します。許しましょう」 「ラフラタの意識を、我々より排除しよう」 風民たちがこう考え始めた 「やめろ、お前たち、どちらの味方だ」 が、ラフラタの意識は数千、数方の意識から攻撃を受け、分 断、消滅させられた。 ■ やがて、地表は平和に満ちた。腐肉と風はすべて、もとの生物体 に戻った。 この星は生物やロケットなどの機械類であふれていた。 ■ もとの姿に戻った回収子ゲノンは、肉体と霊体が合体したレムリアに言う。 「君はもう帰るつもりは、ないのだな」 「そう、ゲノン、許して。私にはこの子がいるの。それに、この世 界をもとに戻す手伝いをしなければならない」 「では、君の守護神には、君が死んだと報告しておこう」 回収子ゲノンは宇宙の未来へと去って行った。 ■ 「ラフラタはなぜ、急に我々を攻撃してこなかったのでしょう」 レムリアが言った。 「寂寥王の分身が帰ってくるのを待っていたでしょう」 ゴーストトレインが答える。 「罠を作って待っていたのだ。それゆえ、この星が腐敗したのはあ やつのせいかもしれない。寂寥王の心を惑わせて、この星を寂寥王 言う。 「ダークサイドじゃったか、あやつは」 チャクラが尋ねる。 「だから、彼らは、世界をこのまま、破滅させたいのだ、それには 寂寥王を殺してしまう、あるいは、行動できなくしてしまうのが一 番なわけだ」 16面体の考えだ。 「それが、奴らダークサイドの野望じゃろう」 チャクラも考える。 「では、あたしに最初にあいにきた男はお父さんの分身、残留意志 なのね」 トリニティは昔をおもいだしていた。 「そうよ、別の星を再生していたのだと思うわ」レムリアが言う。 「では、まだ、寂寥王に働いてもらわねばならないわけですね」 ゴーストトレインが言う。 「そういうことじゃ。レムリアとトリニティには悪いが」 「かわいそうな、お父さん」トリニティは思った。 まだ、働かせるの、いいかげんにしたら。 (続く) 1975年作品 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所 アリス・イン・腐敗惑星ー寂寥王の遺産ー 山田企画manga動画 ●http://www.yamada-kikaku.com/ yamadakikaku2009ーyoutube #腐敗惑星のアリス お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021.10.02 20:36:41
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