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カテゴリ:山形のくらし
山形では昔から、雪を小高くもって雪室にし、農作物を貯蔵することが一般的だったようです。 山形市から車で1時間30分。全国的に有名な銀山温泉の近く、冬は2メートル近い雪が積もる豪雪地帯、尾花沢市には、市で作った雪室や、団体で作っている雪室があるそうです。 今朝早朝4時におき、男山酒造の俊之さんとともに尾花沢にいってきました。 約700トンの雪を積んだという雪室はまさに圧巻。約半分は融けてしまってしまっていたが、保冷用のシートのおかげでしっかりとのこっていました。 今日は尾花沢徳良湖畔で、サマーフェスティバルがあるらしく、スノーボードを披露する企画にこの雪を使うそうでした。 ダンプで運ぶこと4往復、やっと貯蔵庫が見えてきました。 ちょっとしたタイムカプセルを開けるような気分。わくわく。 今年の3月頃いれた幻のお米さわのはなで造った「翁山」という酒や、りんご、啓翁桜、山桜、米、たらのめ、うるいなどの山菜、様々なものが入っていました。 翁山を少しいただく。酸味がピリッとあり、後味はすっきり引かない。お米の質なんだろう。とてもおいしかったです。 雪の間から自然とふきのとうが出ていました。 環境があると植物はその時期にあわせて出てきている。すばらしいですよね。桜は普通春先に咲きますが、雪室で貯蔵し、出したものは、急激に30度近い気温にさらされるため、花と葉が一気にでてくるそうです。 雪室貯蔵は、湿気が100%となるため、菌類も繁殖しやすいみたいですが、面白みがあります。特にお酒はおもしろいですよね。ぜひ山形市でもできないかな?と俊之さんと話しておりました。 今日は朝早くてとても眠かったですが、素敵な体験をしました。 ちょっと疲れたので、銀山温泉で風呂に入りかえりました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jul 18, 2005 01:25:23 AM
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