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テーマ:秋の味覚♪(584)
カテゴリ:山形のくらし
私が親しくしている里芋やさん。
山形の里芋やさんといっても里芋を洗う専門の会社。 芋煮会が全国区になりましたが、芋煮用洗い里芋が売っているのは、山形と宮城、福島くらいですかね??? 山形には3社洗い芋屋があるそうです。 <洗い方> 泥のついた里芋を、でっかいステンレスの桶のに入れ、 水とプロペラので、洗う。 そしてむきもれ、コブなどを人手で取り除き、パックするという 具合。 里芋は独特の粘りがあり、乾燥してしまうとこの粘りが接着剤 のようになります。 皮と芋の間にあるこの粘りが乾燥しない鮮度のいい状態で洗い芋 を作れば、とても粘りのあるおいしい里芋が食べられます。 さてさて、その里芋やさんにお願いし生産している農家さんの ところにいってまいりました。 その里芋屋さんでは過去40年来宮城県蔵王高原の里芋を使って いるといいます。 山形から高速で30分東北自動車道村田ICから遠刈田方面へ 5分。里芋を扱っている吉田さん宅へ。 さっそく里芋をごちそうになりました。 すご~い粘り。 箸で割っても糸を引くぐらい柔らかく、粘りがあり味がある芋。 でも、右側に写っている里芋は「コガシラ」といって、ごつごつして いる種芋や親芋のことです。 里芋は種芋→親芋→孫芋というようにできて、孫芋の部分をわれわれが 芋煮として食べているのです。 この「コガシラ」を実験的に煮てみたというので食べさせてもらった のです。 普通のさといもがコガシラより断然おいしかったです。 ちなみにコチラの農家では、コガシラは取り除くように指導している とのこと。 今度は畑へいってみ ました。 蔵王町一体は農産物の宝庫。 夏涼しい気候なので、梨などの生産も盛んのようです。 でも土地が火山灰交じりの軽い土なので、適しているもの適さない ものがあるそうです。 その中で里芋に重要な湿気は夏の間充分にあります。 蔵王の在来種「土垂」 とても粘りがあり、煮物などにいいものです。形も細長いのが多い です。 葉っぱは顔より大きいぐらい。茎の長さが130cm程度。 大きいですよね! 一株で約1キロの里芋が収穫できるといいます。 見てびっくりしたのが、 ・茎を触ると、水分が滴り落ちてくること。 水分を茎にもしっかり溜め込んでいるようです。 農家の方いわく 「夕方になると大きな葉っぱの上に水がたまり、地面にしたたり おちるんだよ。」 と。それだけ水を必要とし水を吸い上げる力、集める力があるのだな と感じました。 だからみずみずしい、おいしい里芋が食べられるのですね。 様々なことをおうかがいし、里芋の大変さなどおうかがいしました。 これからも美味しい芋煮ができるよう、美味しい里芋をよろしく願い します! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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