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カテゴリ:山形のくらし
10月の3連休。
ちょうど紅葉前線が南下してきてます。 山形でも月山、鳥海山では紅葉が進んでいるということで、 山形市から一般道で一路鳥海山へ。 160kmの道のりをひたすら鳥海山目指しました。 国道13号線で新庄方面へ1時間北上、47号線にはいり最上川沿い を北西へ。 本合海(もとあいかい)という絶景ポイントを通過し、 道の駅とざわで休憩。 ちょうどイベントがやっていてどっちの料理ショーの特選素材でも 使われたキムチ入りの豚キムチ鍋と 温麺を食べました。 戸沢村は、韓国からお嫁さんを多く呼んできたので、道の駅とざわ は韓国風の建物になってます。 キムチも特産品となっていて、とても美味しいです。 さて、ドライブは最上川河畔を並走し、やっと庄内平野まで抜けた ところに風力発電の風車があります。 ちょうど立川町ですね。 なぜこちらに風車が?海に近いからかなと思ってましたがそうでは ないようです。 ここ立川は日本三大悪風の「清川だし」が吹く地域。 平均風速が4.1m/s、10m/sの風が吹く日は1年のうち1/4もあると いいます。 今日はそんなに風を感じませんでしたが、今通ってきた最上渓谷から 庄内平野へふきだす風が春から秋にかけて吹くそうです。 農作物が育ちにくい環境です。 ちなみに「日本三大悪風」は、岡山県那岐山麓で吹く「広戸風」、 四国山地を吹きおろす愛媛県伊予三島付近の「やまじ風」 そして「清川だし」だそうです。 私は知らなかったのですが、この風を利用した地域再生プロジェクト はNHKプロジェクトX“突風平野 風車よ闘え!” で取り上げられたそうです。 中学時代の恩師に教えていただきました。 ありがとうございます。 これは盆地山形市にはない光景。 巨大で、悠然としています。見ているとボーっとしてしまうほど。 そんな逸話を知っていたのなら、風車村にいってみたりしたので すが、また次回にします。 国道345号線を北上し、走ること30分。道の駅鳥海で一休み。 目の前には、鳥海山がそびえたっています。 鳥海ブルーラインという山道を車で上ること数分、高い木がなくなり 低い木々が色づきはじめていました。 なんてキレイなんだろう!まだ紅葉途中といった感じではありますが、 黄色、緑、赤の色彩が目に飛び込んできます。 もちろん空気も澄んでいる。あと一週間後ぐらいが見ごろですかね。 そしてまたまた驚きが山と反対側が日本海を一望。 キラキラと光った海の色はなんともいえないものでした。 山道を5合目まで登り景色を堪能し、秋田側へ下山。 象潟(きさかた)というところまでいきました。 象潟は平成17年10月1日よりにかほ市になり、にかほ市宮城県松島町と 夫婦町になっているそうです。 なんで??? それは、1804年以前は大小の島々が浮かぶ九十九島と呼ばれて いた潟だったのです。 長崎県にも九十九島はありますが、象潟の九十九島は、今では 陸地に浮かぶ島になっています。 松尾芭蕉は「おくのほそ道」で松島と象潟の景色を目的に回ったと いわれており、象潟での句は数多く残されています。 1804年の大地震で地盤が隆起し、今の地形になっていますが芭蕉が 見た象潟は風光明媚だったのでしょう。 こんなすばらしい夕日にお目にかかることができました。 _____________________ かなり長距離を走り、家についたのは夜の20:30でした。 でも、山形の景色を見てまわり、鳥海の紅葉、そして ちょっと足を伸ばして象潟まで、とても有意義なそして 楽しいドライブでした。 象潟は、田んぼに水を張る時期は昔のような九十九島の ような景色になるそうですよ。 ぜひ行ってみたいものです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Oct 12, 2005 09:34:11 AM
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