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本日は朝から大雪。大寒波が日本海側にきています。 blogをご覧いただいた方にお誘いいただき、蔵見学に行きました。 行く前からワクワク。どちらの蔵にもお伺いしておりますが、 造りのこの時期におうかがいするのはうれしいことです。 9:40に天童のららぱーくに集合し、水戸部酒造さんへ。 水戸部専務からいろいろとご説明いただきました。 米を蒸すときのポイント、木の槽(しぼるときに使う)の注意点 蔵の歴史などなどをお聞きしました。 戦前はかなり大規模に造りをしていたこの蔵は、戦争とともに 一時廃業。戦後水戸部専務のおじいさんにあたる方が資産をなげ うって復活を果たしたそうです。 ここ山形県天童市には全国的にも有名な出羽桜酒造があり、 山形正宗さんは男酒、出羽桜さんは女酒と呼ばれていたくらい、酒質が異 なっていました。 「名刀正宗のように切れる酒」 を造るのが今も変わらないコンセプトです。 オーソドックスで飲みあきない酒を造りたいという想いがあり、 それが今のお酒にも現れているのだと思いました。 私もこちらのお酒は飲む機会は少ないもののとても印象に 残っています。 今年の2月に飲んだ山形正宗吟醸生はきれがよく、飲みあきしない タイプでした。 そしてまた今日はじめて飲んだのがこちら。 しぼりたて感がじゅうにぶんにあり、さっぱりと旨味がしっかりと のった味です。 香りとのみ口がまだあってないような気がしましたが、あと1ヶ月も すればよくなるような気がしました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 午後は山形県南陽市の東の麓さんへ。 新藤製造部長が説明してくださいました。 ちょうど1ヶ月前に私も造りに携わり仕事をさせていただいた 酒ができあがってきています。 まだ11月で気温が高かったときだったので、サーマルタンクで 仕込んだお酒でした。 伝統的に造ってかたアミノ酸が多い麹から、今はできるだけアミノ酸 を少なくし、キレをよいお酒にしているとおっしゃってました。 ちょうど搾ったばかりの純米吟醸DEWA33槽の舞をきき酒しました。 ぴりぴりしたしぼりたての感じがあります。 温度があがると香りがよくなります。スッと入るのみ口とほのかな 吟醸香を感じ、後はすっきりした感じでした。 他にも大吟醸、純米酒、あらばしり、大吟醸古酒、秘蔵酒などをきき酒 させていただきました。 こちらの蔵のコンセプトは地元に根ざした造りをしていること。 米は地元産のものをつかい、もっとも飲まれている普通酒にも妥協せず 造りにとりくんでいます。 だから必然的に吟醸クラスのお酒についてもいいものになるのでしょう。 東の麓さんへおうかがいした時間が遅くなってしまったため、とても 忙しいスケジュールになってしまいました。 ただ、私がはいって仕事をした酒ができあがったことが大変 うれしかったし、とても美味しく感じました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 今回の蔵めぐりでは、普段私が回っている感覚とは違う方々と ともにいったので、とても刺激になりました。 私は県外向けに販売する立場として、お酒が好きな方々の生の声 が聞くことができて大変よかったと思いました。 これから私がお酒を販売するにあたってもっともっと様々なご意見 を反映させた店造りをしていかなければと痛切に感じたところです。 時には私から蔵元へ提案をしたり、また逆に蔵元から私へ提案が あったりしてお互いがよりよい方向へ進めるようにしたいと 思いました。 誘っていただいた皆様本当にありがとうございました。 それとホルモン焼き屋河童へ連れて行ってくださった新藤部長 と高橋さんありがとうございました。 これからもよろしくお願いします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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