|
カテゴリ:山形のくらし
山形県には在来の食べ物が100種類くらいあります。
全国的に有名なのはだだちゃ豆。 ずっと地元でまもられてきて、地元の殿様に献上した豆としても 有名です。 そんな在来の食べ物を研究している山形大学の教授、江頭先生 とお会いしました。山形在来作物研究会というのもあります。 山形特有食べ物ってどんなものがあるのかというと、山形では おなじみの青菜(せいさい)やあさつき、雪菜、カラトリイモ、 食用菊のもってのほかなどなどです。 私はとてもなじみがあるのですが、妻は山形出身ではないので 「菊って食べるの???」 とびっくりしていました。 在来種の植物の魅力は、栽培方法に工夫がありルーツが 必ずあるということ。 スローフード協会の食の世界遺産に日本の伝統食材9品目のうち山形県の在来種花作大根と雪菜が選ばれたそうです。 山形は食に対して本当にいいものがありますが、PR力の不足や 学問的見地の不足があります。 スローフードとしての食材であったり、本当においしいもの をもっともっと世の中に伝えていきたいと思っています。 江頭先生は 「生産量も少ない品種が多々あり、生産者サイドに立っていろんな 食材を研究していきたい」 とおっしゃっていました。 話しをしている中に、在来の食物を使った料理を作られている シェフ「アルケッチャーノ」の奥田さんの名前を聞きました。 在来の食物とはいっても、食べ方が単一の場合が多く、生産量も 軒並み減っているものも多いそうです。 奥田さんと江頭先生が講演会を開催し、新たな食べ方の提案している とのこと。 良い食材は今後も残していかなければなりません。 そんな想いが先生からひしひしと伝わってきました。 また今度じっくりお話を聞くことができる場があればとおもって います。 まるごと山形でも、山形に根ざした食材を全国の方にお届けしたい と思っていますので、これからも生産現場に足を運び、先生のご意見 をききながら推進していきたいと思います。 この後在来種を食べたくなり、赤根ほうれんそうとあさつきを 買ってきてしまいました・・・ あさつきは写真右。 ゆでて酢味噌和えにするとおいしいです。 鍋に入れて食べたときのネギのような甘みのある味がし、さっぱりと しています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[山形のくらし] カテゴリの最新記事
|
|