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カテゴリ:山形の果物
春のぽかぽか陽気とまではいきませんが、山形も雪がなくなってきました。本日は山形名物さくらんぼの今の状況を見にいきました。
さくらんぼとはいっても品種が複数あります。 缶詰などに使われるナポレオン、細長い実の高砂、最も名前が知れている佐藤錦、それに山形県で開発された7月に入って収獲される品種紅秀峰・・・ 最も有名な佐藤錦が生まれて80年あまり。 佐藤錦が誕生した頃の山形ってどんな感じだったのでしょうか? おそらく、田園地帯が広がるのどかな風景だったのだと思います。 そんなころから山形を見つめてきた佐藤錦に今日はあってきました。 農家さんは、先日の農業大学校でお知り合いになった方。 お父様がとても明るく気さくな方で、いろいろと教えていただきました。山形市から約30分。東根市神町(じんまち)は山形空港がある町です。 1992年に山形新幹線が開業し、1999年には山形新幹線が延伸にともない、さくらんぼ東根という駅ができました。 その近くの果樹園。150本ものさくらんぼの木があります。 さて、今はまさに剪定(せんてい)作業の真っ最中。剪定とは余計な枝を落とす作業です。 果樹は、出来るだけ果物=種を残すために数多くの実を作ろうとします。 そうすると次の年は木が疲れて、良い果実ができなくなってしまいます。 よりよい果物を毎年収獲するためには、この作業はかなり重要です。 木のバランスや、枝のバランスを見ながら適度に枝を落としていかなければなりません。 枝や根には今年の実を実らせる養分がたっぷり蓄えられているので、枝を落としすぎれば実もよくなくなってしまいます。 また、多くならせても1つ1つが大きくはなりません。 これは経験に基づいて行うというとても技量の差がでるそうです。 そして樹齢70年以上の佐藤錦を見ました。 大きいです。ビニールハウスは幅が12mあるのですが、2基分を占める木の大きさです。 写真で見るとあまり大きく見えないかもしれませんが、他の木と比較すると一目瞭然ですし、まだまだ横に伸びています。 おそらく収獲の時期になると、その大きさがわかってくるのではないかとおもいます。 「さくらんぼは桜と同じように上に伸びていくのだけれど、剪定をする ことで横に伸びさせているんだよ」とお父様が教えてくださいました。 今でもこの木は現役で、70年以上の木が10本もあります。 6月末の収獲までは、ずっとずっと気持ちをこめて育てていく大変な作業です。農家の皆様のおかげでおいしいさくらんぼができるのだなとつくづく思いました。 この時期にしては珍しい果物をいただきました。 洋梨のパス・クラサンやル・レクチェ。 パス・クラサンは香りがいい洋梨でとろっとした食感でおいしかったです。 今の時期からも丹精こめてつくる果物たち。 きっとおいしい果物がこの夏できてくるでしょう。 楽しみです。 さあこれは何でしょうか?さくらんぼには必要なものです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Mar 18, 2006 12:31:45 AM
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