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カテゴリ:山形のくらし
先週のお話です。最近山形のさくらんぼの準備でちょっと多忙気味。
でもそれはうれしいことです。ありがとうございます。受付は18日(日)までに延長 しました。 コチラです。お早めに! さて、酒田の上喜元の皆造会の次の日、起きると蔵の方が一人しかいませんでした。 「もうみんな帰ったよ、俺も帰るから後はよろしく」 って、蔵に一人取り残されました。不思議な感じ。私が一人取り残されるなんて・・・ まだ二日酔いでもあったので、水分補給のため飲み物を買いに行き、ぼーっとテレビを見る。 ちょうど昨日よりドイツワードカップがはじまったんだ。昨晩は開幕戦を見ながら寝ていました。 そんなことを思いながら、蔵の中を見学。 皆造のあとだけあって、蔵が清掃してありとてもキレイピカピカです。 朝の光が暗い蔵の中を照らし、幻想的な感じです。 冬場は慌しく動いている蔵人たち、それに酒の醗酵した香り、蒸し米の香りで充満しているのに今は、ひっそりと静まりかえっています。 飾ってある蔵人の写真を見ていると、社長がいらっしゃいました。 ご挨拶をし、昨日のお礼を申し上げました。この日は同級会があるということでお酒を持っていくとのこと。 昨日蔵で少しいただいた上喜元吟醸吟風です。 北海道のお米で今年初めて仕込んだのですが、なかなかいいできの美味しいお酒です。 さて、そろそろ家に戻るため帰りの途に。 恒例の海鮮市場によって美味しそうな魚介類を購入。 ちょっと時間があったので、本間家旧本邸へいってみました。 江戸時代の豪商本間家は、各地の殿様も面倒を見ていたほどの大地主。 北前船により巨万の富を築いたいわゆる金持ちだと思っていましたが、本間家旧本邸での解説を聞いていってイメージが変わりました。 まず、酒田の地に防砂林を作ったこと。 風が強いこの地区は、海風に悩まされていましたが、三代目本間光丘によって防砂林が作られたそうです。 また、生活が厳しい地域の人々に対して低金利での貸付も行っていたそうです。 地域の人々にも慕われていた本間家 「本間様には及びもせぬがせみてなりたや、殿様に」 この句でもわかるように、諸国の殿様よりも本間家のほうが財を持っていたのでしょう。 武家造りと商家造りが同居する家。 ヒノキに漆を塗りこんだ重厚感のある武家造りには圧倒されました。 鴨居が低い武家造りは刀を振り回すことができないようになっています。 また、欄間は吹き抜けになっており、密談ができないようになっています。 日本で最も古いガラス戸も微妙なゆがみがありレトロ間をかもし出しています。 外からみるとこのような感じ。 松が上に伸びるのではなく、横に伸びているのは「臥龍の松」で、しっかり富を築き蓄積する意味があるといいます。 慎み深さと謙虚さそれにバランスをもった本間家は豪商でしたが、すばらしい銘家だということを感じました。 本間家旧本邸を後にし、ワンタンメンを食べにいきました。 ずっと行きたかった満月というところのワンタンメンです。 魚系のダシのスープはさっぱりとしていてなかなか美味しい。 そして、ワンタンがふわふわでスープと絡みビミです。 昨日の会で「いっかいたべてみてくれの~」と庄内弁で言われたので、いってみましたが酒田のラーメンは麺に統一性はないらしいのですが、スープが魚系のダシだそうです。 なるほどとても美味しいです。 米沢ラーメンとはまた違ったうまさがありました。 酒田の楽しみをまた一つ見つけました。 さて、長居した酒田を後にし山形まで2時間30分走りかえりました。 海鮮市場で購入したのは、なんと岩がき。とイカ。 岩がきは殻ごとです。 私実は生のかきは得意ではないのですが、どうしても食べてみたくて買ってみたんです。 ちょうど友人がきたので、みんなで食べました。 ぷりぷりで、クリーミーでびっくり旨い! ちょっと感動でした。 山形って、内陸は内陸らしく山菜や野菜果樹が充実していて、そしてまた庄内は海の幸が充実している。食に関してはどこにも負けないくらい多彩で自然のものがそろっています。 こんな山形にいて歴史に触れたり、食べ歩きをしたりして本当に幸せを感じた1日でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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