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カテゴリ:山形のくらし
昨年もお招きいただきました山形県立農業大学校。
1年間の特別研修過程の修了式記念講演として、今年も私が講演をしてまいりました。 講演をする機会は人生でどれだけあるのだろう?なんて考えると、ほんのちょっとしかないチャンスだと思いました。 そんな機会を2度もいただいたのはとても光栄なことです。 前日の懇親会では特別研修過程の修了を迎えた30名ほどの皆様がいらっしゃいました。 特別研修過程を受講される皆様は、新規就農者と新たな技術に取り組む方、そして加工技術を学ぶ方と20代~60代まで様々いらっしゃいます。 私も皆様に飲んでいただきたいと思い、まるごと山形で取り組んでいる「ほすい会」のお酒「穂酔」を3種類お持ちしましたところ、好評で本当にうれしかったです! 研修生の方々は、農業をいかにしていくか、出来た生産物をどのようにして販売していくか、本当に真剣に考えこのような場にいらっしゃいます。 先生方もこれからの農業について真剣に考えています。 生産技術や加工技術を教えることはできるが、販売するための手段、方法、技術などを教えることはなかなか難しい・・・そこがこれからの課題であり農業経営を充実していくために必要な部分だと考えているのでしょう。 その中でネットは可能性があり、少しでも何か取り入れられればと考えているようです。 とある先生は「ネットで販売するような実習はできないか?」 とおっしゃっていました。喜んで協力させていただきますと申し上げました。 今年は、昨年とは違い生徒それぞれがブログをつけているそうです。 すばらしい取り組みです。 私は農産物を生産していませんが、販売する側として様々考えた場合、安心安全で愛情があることが第一、そして食味がいいこと、ほかにはないものであること、その3要素があってこれからの農業があるような気がしています。 山形は農業県だといいながら米を除いた食料自給率はなんと22%。 日本が輸入に頼っているように、また山形も地産地消がなされていないことも事実。 安心安全で美味しいもの、それは地元の人が良く知り、伝えていかなければならないものだと思います。 それらが、この研修生の中からうまれ山形を盛り上げていく力になってほしいと思いました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ そして翌日、朝から講演です。 講演内容は、「異業種からの県内厳選食材のネット通販の取り組み」 講演の様子はこちら。 我々より成功されているネット業者さんが数多くいらっしゃる中、2年も我々をお選びいただいたのは、「山形に根ざした」「山形らしさ」「山形のよさ」を本質的に理解しようという姿勢や気持ちが少しでも伝わっているからではないかと思いました。 私は地元山形が好きで、山形の人々が好きで、そしてこの県が本当の意味で活気づいてほしいと思っています。 多くの方が山形の本当の良さに気づき、山形を盛り上げるための活動を行いそれぞれがコミュニケーションをとって補完しあい、大きな力にできればと思います。 そのツールと考えているのがネットでありブログであると思います。 農業と自然が人をつくり育むこと、食文化が生活を豊かにすること、それらを楽しく伝えていくことがこれから大事になっていきます。 まずは1歩踏み出して、何かやりはじめてほしい。私の話がそんなきっかけになればと思いました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 講演修了後は先生方生徒さん皆さんとともに金山町の谷口がっこそばへ。 廃校になった学校をなくすのではなく、そこを活用して地域とお母様方がそばを打って食べさせてくれます。 土日だけの営業ですが、10名以上だと平日も営業してくれるとのこと。 外観はこんな感じ。 小さな学校です。平年であれば雪に覆われているはずですが、校庭が雪で覆われているぐらいでした。 中に入るとまさにこじんまりとした学校です。 校歌の歌いだしが ♪杉の花粉が~ というから驚き。花粉症の人にはひとたまりもありません。 金山町は杉が有名で、ここの杉はかなり高価だそうです。 家を建てるときは必ずここの杉を使いたいです! 生徒先生総勢40名で蕎麦打ちをしました。ワイワイ楽しく3人づつ班ごとの作業。 なかなか楽しいです。 できた蕎麦はそれぞれの班ごとにゆでていただいて食べました。 太いきしめんのようなそばあってもそれは愛嬌。こしがありなかなか旨いです。私たちのこねがよかったようです。それとストーブの前だったため少し固くなったことも(笑) 自分でつくったものって何よりおいしいですよね。 穂酔もそうです。そばもそうです。そして農産物も。 一緒に出てきた納豆汁が本当に美味しかったです。 そして、揚げそばもこれも絶妙でした。 塩コショウまたはおろししょうゆで食べます。私はおろししょうゆが好みでした。 研修生と一緒に蕎麦打ち~食事までしたおかげで昨年とは違いとてもよいコミュニケーションをとることができたと思いました。 どうやって商品を選定しているのか?など具体的な質問がありました。 結局は自分の感性、安全安心で美味しいもの。それが原点でありずっと続けていきたいものだと思っています。 これから農業や農産物で加工品をつくっていく皆様、すばらしいアイディアと商品開発力を期待してます。 そして、それがこれからの山形を築いていく重要な商品になっていくと信じています。 この会でお知り合いになった方々とこれからも様々な形でかかわっていければうれしいです。それがネットあれブログであれなんでもOKです。 本当に楽しい2日間でした。お招きいただきました学校の先生方、私のつたない話を聞いてくださった研修生の皆様、本当にありがとうございました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Mar 5, 2007 09:28:09 PM
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