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テーマ:旬・シュン・しゅん♪(3076)
カテゴリ:山形のくらし
とあるお客様からの要望で、山形の村山にじゅんさいがあるということを聞き、そういえばよく新聞でも出ているな~っておもっていました。
ぜひ一度は見て食べてみたい!そんな思いが私を駆り立て、農業大学校の今田先生にお願いしてやっとじゅんさい沼に行きました。 山形から車で北上すること1時間。 村山市にあるじゅんさい沼は昼間でもヒグラシが鳴いているようなのどかなところです。 何か昔に戻ったようなそんなところ。富並川を渡ったところあたりでしょうか。 もともとは農業用水の貯水池として作られたじゅんさい沼。 昭和50年代には、農薬等の影響によりじゅんさいが絶滅に瀕したそうですが、地元の努力により今日の姿があります。 今ではきれいな水辺にしかいない鮮やかな色の糸トンボや、かわった昆虫がいました。 このじゅんさい沼のじゅんさいは完全な天然で、補植したり、追肥したりすることはまったくないというから驚き。 きれいな水と豊かな環境からできる本物の天然のものなのです。 組合員50名ほどで構成されますが、実際には30名くらいが収穫をしていて、平均年齢75歳ぐらいの方々が作業をしているとのこと。 かなり高齢化が進んでいます・・・ 今年は収穫体験なども行われ、多くの方々があつまったようです。 沼の脇の直売所で午後14:00からじゅんさいの販売がはじまりました。 私も購入。さっそく家に持って帰り、湯がいてみました。 まず驚いたのが驚異的なぬめり。まるで寒天がからまっているかのようです。 そしてこの大きさ。レストランで出てきたりやスーパーで売っているものはちいさめのじゅんさい。 そのほうが扱いやすいのだそうです。 このように大きいのは見たことがありません。 実際に湯がいてみると、鮮やかな緑色になりました。 通常スーパーで売っているものと比較してもこんな感じ。 まったく別物のようです。そして粘りが驚異的です。 そしてなにより驚いたのは味!! いままでじゅんさいって味わって食べたことがありませんでした。食感を楽しむものだと思っていましたが、コリコリとした食感と海草にはないさわやかな清涼感と甘みがなんともいえない美味しさでした。 このじゅんさいならどんぶり一杯食べたい! そんな気分にさせるものすごい食材にであってしまいました。 こんなに感動的な出会いは久しぶりです。じゅんさいの価値観がかわりました。 旬の時期は8月まで。またかならず買いに行きます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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