▲田んぼを見ながら幸せを感じています
稲穂が色づいてきました。こがねいろに。実ってきました。頭をたれてきました。自宅を出てしばらく歩くと1枚だけ田んぼがあります。1反(1,000平方メートル)ぐらいの広さです。都会の中にぽつんとある田んぼ。田の周りはすべて宅地と道路。仕事の行き帰り、毎日稲の育ち具合を見ることができます。年間を通じて田おこし、しろかき、田植え、稲刈り、切り株を残して休憩している田、いろんな表情を見せてもらいながら、四季ごとの田の香をいっぱい吸い込みながら、季節を感じています。しあわせです。得した気分になります。今、稲の葉は青々としてシャキッと上を向いていますが稲穂は日々色を変え、傾きを変えています。稲穂の黄色と葉の青緑が田一面に広がって秋を伝えてくれています。田の間50mぐらいは、稲穂を見て静かに深呼吸しながらゆっくり、ゆっくり歩いています。田の主になった気分です。「よしよし、その調子で、大きくなれよ」とこころの中で語りかけています。