新規就農について10
11月19日「新規就農について10」新規就農してこの借家に引っ越しを済ませ、隣り近所へ挨拶に行った。この地区の自治会は16の班で構成されており、私の班の6軒へ挨拶に行った。その中で、「豊田(トヨタ)です。」と言うと、「車はいりません。」の即返事。「引っ越しの挨拶に伺いました。」と言う前に突っぱねるように言われてしまった。この近辺は、そんなに訪問販売が多いのかと思ってしまった。次に挨拶に行った家は、「いつまで住むのですか。」と、予想もしなかった質問を受けちょっと戸惑ってしまった。「いつまで住むのか。」と言うことは、「いつ出て行くのか。」「早く出て行け。」と言うことか。たぶんこの借家は今まで出入りが頻繁で、良い印象がなかったのだろう。しかし、挨拶の手土産に奮発して淡路島名産の「いかなごのくぎ煮」を持参したのに、そんな言い方はないだろうと腹がたった。畑まで借りたのは私が初めてのようで、それまでは住居のみのようである。ここの自治会の会費は年間1,000円と安く、以前住んでたところは、年5,000円だったので非常に安く感じる。自治会の会計報告を見ると、主な支出は防災対策費でやはり地震の時の備蓄品。ご近所付き合いは、あまり深入りせずつかず離れずが良い。こんな小さな自治会の班の中でも、お互いに反目してあってる家もあるので付き合いは難しい。ここへ引っ越しをして2年目には班長、4年目には自治会本部の世話係等を仰せつかる。自治会の会議(田舎では寄り合い)は「定年後、田舎へ帰れば青年部」の雰囲気。この時私は50歳代後半であったが、若い内に入ってた。これに付随した面白い川柳を思い出した、「女子会と 聞いて覗けば 六十代」こちらはまだまだ若さを保っていて元気な女性を表わした川柳。引っ越しが終わって住民登録に初めて役場へ行った時に、役場の建物が大きく立派なのには驚いた。前面が総ガラス張りの綺麗な庁舎。3万人の町役場の庁舎とはとても思えず、10万人規模の市役所の庁舎と思えるくらいの大きな建物。町の財政は、相当ゆとりがあるのだろうと感じた。町役場の庁舎次回は「新規就農について11」<実習と見学> 「新規就農について1」「新規就農について2」「新規就農について3」「新規就農について4」「新規就農について5」「新規就農について6」「新規就農について7」「新規就農について8」「新規就農について9」<追記>今朝のニュースで、経営再建中のシャープが従業員に「自社製品の購入を呼びかけ」、管理職は10万円で一般職は5万円、「協力依頼であり、強制ではない」と言っているが、これは完全なノルマに違いない。昔、サラリーマン時代に、吸収されてなくなったS電機を担当してた時に同じことがあった。そこもシャープと同じように、期間を決めての従業員への自社製品購入である。従業員の方も自社製品の購入は限度があり、どうしても文句を言わない仕入れ業者に頼ってしまう。仕入れ業者の担当に、仕入れ金額に応じての自社製品の購入押し付けである。私が担当してた時は、S電機の仕入れ担当窓口が5ヶ所あり、全ての窓口の仕入れ担当者から製品購入依頼を受けて往生したことがある。S電機の担当者は必ず、「これは、あくまで協力依頼であり、強制ではございません。」と、最後に決まり文句を言う。その後、S電機は何度も早期退職の人員整理を行ったが、最後は、同業他社に吸収されてなくなった。ただ、ひとつだけ製品の名前が残ってる、それは<エネループ>という製品名。