新規就農について16
12月7日「新規就農について16」今の仕事がキツイから農業でもして自分の自由時間を持ちたいとか、のんびり暮らしたいとかの軽い気持ちで就農するのは一番ダメ。家庭菜園くらいなら出来るだろうが、販売作物となると変わってくる。新規就農するにしても、住居や土地等の大きなハードルがあり、これをクリアしても販売作物を作るには、種や苗代、肥糧や出荷用の資材代等の経費がいる。就農するにあたって具体的な計画をまとめた就農計画が必要。就農に失敗した人は、この就農計画が甘かったに違いない。しっかりした就農計画を立てて、就農を成功させてもらいたい。現在の自分で考える就農計画で、背伸びをしたり、成功した就農者を見ての計画では途中で挫折してしまう。成功した農家をモデルにするのも悪くないが、将来必ずしも自分がそうなるとは限らない。就農計画は、農業経営の事だけを考えるのではなく、生活面も考えて計画を立てる。経営と生活の両面の長期計画を行わないと、いざというときに対応できない状況に陥ってしまう。また、就農計画を作る際、現在の力でどの程度の経営が可能かを考えるようする。 現在の自分の力を考慮して、現実味のある計画を立ててください。今朝の地元の新聞に、「徳島県の農業離れに、歯止めをかけたい。県は危機感を持って対策を進める必要がある。」と掲載記事があった。今年2月の調査で県の農業就業人口は、3万人ほどで10年前の比べ2割余り減少。今後も減少傾向が予想され早急に県の行政は歯止めの対策が必要であると。新規就農を目指す人たちへ地域に定着してもらえるようきめ細かなサポートと支援を続けてもらいたい、との記事。この記事を読んで、新規就農者に定着してもらうなら、メディアに取り上げられるような思い切った対策を県は取らないと難しいだろう。<次回「新規就農について17」へ続く>さつまいも苗の注文予約が少しずつ入ってきた。こんなにも早く予約の注文をいただけるとは、とても嬉しいことです。来春のさつまいも苗も頑張ります。「新規就農について1」「新規就農について2」「新規就農について3」「新規就農について4」「新規就農について5」「新規就農について6」「新規就農について7」「新規就農について8」「新規就農について9」「新規就農について10」「新規就農について11」「新規就農について12」「新規就農について13」「新規就農について14」「新規就農について15」