エジプト文明からみた地球環境
今日は、古代エジプト研究の第一人者・吉村先生の講演会「エジプト文明からみた地球環境」に参加しました。エジプトと環境がどう繋がるのだろうと興味をもって。今日の話で、発見した(オーバーだが)ことがいくつかあります。エジプトは北半球にあり、一応 四季はあるということ。夏と冬が長くて春と秋は短いこと。ちょうど今頃(3月)が春にあたるが、春は砂嵐がひどくてピラミッドが見えないくらいになること。そして、夏は洪水でナイル川が氾濫し40kmぐらい耕作地は水に浸かってしまうこと。じゃあ、エジプトに行くのはどの季節が良いのか聞きたかったが、聞けなかった。エジプトの人は自然を神だと信じ、神に逆らうことはしなかったそうだ。ナイルが氾濫したら、それは神様の意思だと思い、堤防を作るなどしなかったと言います。そして、自然に水がひいてその耕作地は神の恵みで肥沃な土地となり、実り多き季節がくる。太陽は沈むが、また次の朝昇る。「再生・復活」という考え方があるといいます。そこで、環境につながるわけです。モノは消費する(費やして無くす)のではなくサイクルしなければいけないということです。モノを大切に、MOTTAINAI(もったいない)の心を取り戻さなければいけないとおっしゃっていました。そう言えば、おととい参加した講演会「イギリス流心豊かに暮らす方法」でも井形慶子さんが言っていたモノを大切にする精神にもつがります。結局、生活が豊かになれば、モノが多くなりゴミも増えるし、水も汚し、大気も汚れ、温暖化となり、難問となって人間に戻ってくるということなのだろう。これからは、モノも電気も水も大切にし「もったいない」という気持ちを取り戻さなければいけないと実感しました。無駄なモノは買わないようにしよう・・・・。