軽井沢タリアセン ~ 塩沢湖散策
7月20日(土)、「軽井沢タリアセン」に行き、塩沢湖周辺を散策しました。中央ゲートから入園するとすぐの所に塩沢湖が広がっています。湖の向こう正面には「睡鳩荘」が佇み、趣ある景色に思わずシャッターを切りました。この建物は昭和6年にW.M.ヴォーリズの設計により建てられ、フランス文学者の朝吹登水子が別荘として使用していたものを移築したそうです。建物の中に入ると、1階には豪華な居間が広がり、2階のベランダから眺める塩沢湖の風景は格別でした。また湖畔をしばらく歩いていくと、山の上に続く細い階段がありました。登っていくと、その上には「深沢紅子・野の花美術館」がありました。建物の中には入りませんでしたが、囲いの外から眺め、写真を撮りました。この建物は明治22年建築された旧軽井沢郵便局を移築したものです。また、階段を下りて湖畔を歩きました。しばらく歩くと今度は「ペイネ美術館」の茶色い建物と看板が見えました。入口近くの庭には、ペイネの恋人たちのオブジェが置いてあり、訪れる人を迎えてくれます。この建物は、建築家A・レーモンドが、昭和8年に建てたアトリエ兼別荘を移築したものです。中に入ると、ペイネの作品がいくつもの部屋に分かれて展示してありました。きしむ廊下をそっと歩きながら、ペイネの描いた可愛い恋人たちの絵を見ていると、とても温かい気持ちになります。愛にあふれたペイネの絵は本当に素晴らしかったです。ペイネ美術館の前に広がる芝生には、カモ(?)が放し飼いになって仲良く散歩している姿がとても可愛らしかったです。最後に橋を渡り、イングリッシュローズガーデンを散歩して、塩沢湖を後にしました。塩沢湖畔をゆっくり散歩し、古き良き建物をたくさん見ることができ、ペイネの愛の世界に触れ、充実した時間を過ごすことができました。●軽井沢タリアセン