彼岸花の謎
今年も秋になり、あちこちで彼岸花を見かけるようになりました。我が家では、2年前から植え込みに1本の彼岸花が咲いています。不思議なことに、誰も植えていないのに、気がつくと突然花が咲いていたのです。昨年の同じ頃に近所を歩いていると、1区画先の通りに真っ赤な彼岸花が群生している一画を見つけました。こんな近くできれいな彼岸花が咲いているなんて・・・・そして、そのすぐ近くの線路わきにも彼岸花が咲いていました。話は変わりますが、強い風が吹くと、家の庭には大きな楓のような枯葉がよく落ちています。周囲を見てもそんな木はないのに、一体どこから飛んでくるのか不思議に思っていました。そして、最近になりまた近所を歩いていると、1区画先の街路樹の下にあの大きな枯葉がたくさん落ちていました。あの彼岸花の咲いている場所です。「あ、そうか!」彼岸花の謎が解けました。そこに落ちている枯葉が、我が家まで飛んで来るということは、あの彼岸花のこぼれ種も、風にのって家まで飛んできて、花を咲かせたのだ!と、勝手に納得しました。そして、今年もお彼岸の数日前に突然茎が現れ、お彼岸に入るとピッタリのタイミングで花を咲かせました。昨年は、1本咲いていた花が、今年は3本に増えました。 それも大輪の花です。それにしても、彼岸花って本当に不思議な花ですね。まっすぐに延びた茎のてっぺんに咲く花は何とも言えず神秘的で、毎年お彼岸になると、決まって花を咲かせることが不思議でなりません。来年は何本の花を咲かせてくれるのか、とても楽しみです。