北海道でマンゴー栽培!
昨日(12/18)、朝のNHKテレビ番組でとても興味深い話を見ました。北海道の帯広でマンゴーをハウス栽培している方の話です。通常マンゴーは寒い冬に花を咲かせ、暑い夏に実を収穫します。だから、日本では沖縄や宮崎など温かい地域がマンゴーの産地です。ところが、お歳暮、クリスマス、正月とイベントの多い12月はマンゴーの需要が多いそうです。その需要のある冬にマンゴーを収穫するために、暑い夏に花を咲かせ、寒い冬に実のるよう考え、それを実現したのです。どんな風に実現しているかと言えば・・・冬に降った雪を貯蔵しておき、暑い夏には、雪を使ってハウスを冷やします。北海道では温泉が沸いているので、寒い冬には、温泉のお湯をパイプで引いてハウスを温めます。どちらも自然の恵みを利用して燃料費はかからない方法です。この話を聞き、本当に驚きました。発想の転換が素晴らしい。始めた当時は、皆に馬鹿だと相手にされませんでした。1.マンゴーは夏という概念にとらわれず、冬の需要に目を付けたこと2.自然の力を利用した発想力3.周囲から何と言われようと、信念を持って続けたこと本当に素晴らしいです。私も見習いたいと、大変感動しました。いろいろな発想と知恵で、明るい農業が開けていくことを心から願っています。