葛飾柴又「寅さん記念館」
昨日は、12月19日にリニューアルオープンしたばかりの「寅さん記念館」に行ってきました。金町に住んでいるので柴又にはよく行きますが、「寅さん記念館」には行ったことがありません。一度行ってみたいと思っていたことが実現しました。入り口には、お馴染みの看板を取り付ける寅さんの姿が・・・進んで行くと、柴又帝釈天の参道が再現されていました。昔懐かしいポスターの下には6つの画面が並び、寅さんの少年時代をジオラマとさくら(倍賞千恵子さん)のナレーションで紹介していました。その当時の出来事や上映された映画ポスターから時代背景をうかがい知ることができます。そして参道には「くるまや」の看板、「草だんご」ののぼりが立っています。中を覗くと「くるまや」のセットが見事に再現されています。中に入って椅子にすわると「男はつらいよ」の映画を思い出します。その奥には、タコ社長の経営する活版印刷工場が再現されていました。印刷機も本物で、部品など細部まで見事に再現されています。「くるまや」のミニチュア模型を見ながら進むと、その先には昭和30年代の柴又帝釈天の町並みが広がっていました。一つ一つのお店がとても精巧にできていて、見ているだけで楽しい風景です。その先の駅の改札を抜けると、そこには「帝釈人車鉄道」の模型が走っていました。明治32年~大正2年まで、金町-柴又間で実際に走っていた風景です。沿線には畑を耕す人や、釣りする人、遊んでいる子供たち・・・、とてもリアルです。電車の後ろから人が押して走る姿に感動しました。そのすぐそばには、その客車が展示されていました。10人乗れるそうです。金町ー柴又間の京成沿線に住んでいる私は、昔はこんなだったかと感慨深く見入っていました。次のコーナーでは、寅さんが利用した鈍行列車のボックスシートが再現されていました。座席に腰をおろして車窓を眺めると、寅さんが訪れた風景が映し出されます。しばし「男はつらいよ」の映画に見入っていました。どの展示も、とてもリアルで細部まで見事に再現されていていました。見どころが多く、とても懐かしく楽しい 大人のテーマパークのような場所だと思いました。「寅さん記念館」と隣にある「山田洋次ミュージアム」の両館に入館できる入館券は500円です。柴又帝釈天のお参りの際には、「寅さん記念館」にもぜひお立ち寄りください。●「寅さん記念館」のホームページ http://www.katsushika-kanko.com/tora/