石橋財団「アーティゾン美術館」
先日、東京駅に行く用事があったので、はじめてアーティゾン美術館に行って来ました。ブリジストン美術館のビルを建て替え、新たにアーティゾン美術館として2020年にオープンしました。とても立派なビルです。今回は、3つの美術展が開催されていました。●M式「海の幸」-森村泰昌 ワタシガタリの神話(6階展示室)石橋コレクションである青木繁の「海の幸」と森村泰昌氏のジャム・セッションで、青木繁の「自画像」や「海の幸」の登場人物に森村氏が扮装して撮影した写真を展示していました。様々なモチーフで10種類もの「海の幸」作品を作り上げ、登場人物の一人一人に扮装した森村氏の熱い情熱を感じました。(ちょうど日曜美術館のアートシーンで紹介していました。)●石橋財団コレクション選「印象派 画家たちの友情物語」(5階展示室)19世紀フランスで活動した印象派の画家たちの友情物語に焦点をあて展示されていました。この美術館では、あらかじめアプリをダウンロードしておくと、スマートフォンで作品説明を聴くことができるというので、試してみました。音声ガイドによる画家たちの友情物語を聴きながら、作品をゆっくり鑑賞することができました。●「挿絵本にみる20世紀フランスワイン」(4階展示室 特集コーナー)ここでは、ワインや蒸留酒をテーマとする20世紀の挿絵本が展示されていました。ユトリロやデフィの明るい色彩で軽いタッチの絵、可愛いらしく素敵な絵がたくさんありました。その他にも、石橋財団コレクションの中でも重要文化財に指定されている藤島武二の「黒扇」、岸田劉生の「麗子像」、黒田精輝の「針仕事」が印象に残っています。国内外の素晴らしい作品の数々を観ることができます。●アーティゾン美術館 https://www.artizon.museum/