マティス展 The Path to Color
先日、マティス展を観に東京都美術館に行きました。マティスは、「色彩の魔術師」と言われるだけあり、鮮烈な色彩の世界を見ることができました。館内マティス展入口のパネル「豪奢、静寂、逸楽」マティスは絵画のみならず様々なジャンルの作品を残していることに驚きました。彫刻、ドローイング、版画、切り紙絵、そして最晩年に手掛けたロザリオ教会のステンドグラスに壁画、才能に恵まれ意欲旺盛に作品に取り組んでいました。ポール・シニャックの影響を受け、描いた点描画「豪奢、静寂、逸楽」には驚きました。何でも試すチャレンジ精神を感じます。また、マティスは重い病気を患い、絵を描き上げることができなくなってからは、色鮮やかな切紙絵を始めました。決してあきらめることなく、今の自分にできることを見つけ出すことに感動しました。そして、最晩年に取り組んだ「ロザリオ礼拝堂」、青・緑・黄色で彩られたステンドグラスを通して差す光が礼拝堂に溢れ、美しい空間を作り出していました。作品は、地下1階、1階、2階と3フロアに展示されていましたが、1階では写真撮影OKだったので、写真撮影しました。「赤いキュロットのオダリスク」「夢」「黄色と青の室内」「マグノリアのある静物」色彩豊かなマティスの絵が大好きです。マティス展は、東京都美術館で8月20日まで開催されています。興味のある方は、ぜひご鑑賞ください。●東京都美術館 https://www.tobikan.jp/●マティス展 https://matisse2023.exhibit.jp/