東京都美術館「印象派展」
「印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館秘蔵」を観に、上野の東京都美術館へ行きました。今年は、第1回「印象派展」がパリで開催されてから150年を迎えるそうです。印象派はフランス・パリで始まり、ヨーロッパ、アメリカ、日本にも影響を及ぼしました。アメリカのウスター美術館は、初めてモネの睡蓮を所蔵した美術館と言われ、印象派作品を多く所蔵しています。アメリカの印象派ってあまり知らないので、ぜひ観たいと思いました。今回の展覧会で、グリーンウッドとハッサムというアメリカ印象派の画家を知り、好きになりました。グリーンウッドの「リンゴ園」、緑鮮やかな芝生にリンゴの木が2本、淡い色のリンゴの花が美しくのどかな風景に惹かれました。「雪どけ」は、一面雪の風景ですが、そこに差す陽射しの強さが印象的で、雪景色なのに暖かいと感じる不思議な絵でした。また、チャイルド・ハッサムの作品でボストンの大通りを描いた「コロンバス大通り、雨に日」、雨に濡れた街の表現、馬車の後ろ姿を中心にした構図と、洗練された絵だと感じました。そして、色鮮やかで少し粗いタッチで描かれた「花摘み、フランス式庭園にて」は花園が美しく、幸せを感じる絵です。美術館内では様々な作品のパネル展示があり、写真撮影スポットにもなっていました。これは、ハッサムの「花摘み、フランス式庭園にて」沢山の絵がパネルになっています。美術館ロビーに写真撮影スポットとして。パリで印象派を学び、各地に帰り自国の風景や人を印象派画法で描き、印象派が世界各地に広がった様子がよく分かる展覧会でした。興味のある方は、ぜひご鑑賞ください。●東京都美術館 https://www.tobikan.jp/index.html●印象派公式サイト https://worcester2024.jp/