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カテゴリ:LPについて
1970年発表。
何年盤か不明の日本盤。 ライナーには'75年盤の再発ものだとの記載があります...。 僕の大好きなギタリストPaul Kossoff、大好きなヴォーカリストPaul Rodgers, そして大好きなグループFREE。 その4枚目のアルバムがこのHIGHWAY。 前作FIRE and Waterがマイベストなのですが、Kossoffの状態が悪くなりかけのこのアルバムも大好きです。 名曲がイッパイです。 コミカルなA-1のTHE HIGHWAY SONGで幕を上げ、A-2は必殺のTHE STEALER。 今やA-2はクラシックロックの金字塔的な曲として認知されていますが、発表当初は全然ヒットせず(前のシングルALLRIGHT NOWが大ヒットしましていたので)失敗作 と言われていました。 リフといい、Vocalといい、最後のソロといい最高なんですけど...。 両Paulのからみで盛り上げていくバラードA-4 Be My Friend。 ライブ盤の演奏の方が好きですけど、このバージョンもいいでねぇ...。 あと好きなのがB-2のRide On Pony。これもライブ盤に入ってますね。 リフのブルージーな音使いがぐっときます。 このアルバムくらいから、Kossoffのビブラートが変わってきます。 少し揺れのスピードがゆったりとしてきます...。 その後、晩年に向けてどんどん「ゆったり」化するのですが、結局「Kossoff的なギター」っていうもの(あるいは、そう世間で認知されている)が収められているのは実は意外に少なくって、プレイスタイルが確立しつつあった2枚目FREEから、最高傑作Fire and Water、そしてこのHIGHWAYとライブ盤FREE "LIVE"の4枚というのが僕の見方です。 確かにFREE AT LASTや(本当のラストアルバム)HEART BREAKERにも良いプレイが収められていますが、総じて健康的じゃないんです...。 聴いていると痛々しいというか...。 プレイの質の話じゃないですよ(当然)、プレイの訴えかけてくるものがです...。 それだけ、魂を込められるギタリストだったということでしょうけど...。 以前Fire ans WaterとFREE LIVEに関するレビューも書いています。 ご興味のある方はどうぞ。 ハイウェイ[+6] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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