Yamane Future Music blog

音楽を創ったり、演奏していたりすると、ふと「頭の中で、今の状況をどう解析して体に指示出しているのかな？」と疑問に思う時があります。

脳の中では無数の脳細胞があって、それら同士がシナプスで結合され、信号のやりとりをしています。

そしてその脳細胞は刺激を受けると「信号発信」、刺激を受けないでいると「黙っている」という簡単な動作しかしません。

脳細胞同士をつなぐシナプスは、ある強さを付加することで次の脳細胞に信号を渡します。

シナプスのつながり方、シナプスが付加する「強さ」は人それぞれ。
あんなに無数に細胞があるのですから、人間の個性なんてあって当たり前という気がします。

とは言っても、簡単な動作しかしない脳細胞達が、どうして複雑な動作を生み出してくれるのか、中々イメージが沸きませんよね...。

シナプスのつながり方、強さを決定するのは外からの刺激です。
つまり学習。

学習は、「良いもの」はどんどん伸ばせ！「悪いもの」が入ってくれば「そんなとこつながるな！」とか「そこの強さ、弱くしろ」という具合に進みます。

音楽の演奏に限って言えば、リズム、フレージング、テクニックを磨く上で、耳からの情報をオープンに摂取することが必須なのでしょうね。

やっぱり耳がしっかりしていないとリズムのずれだとか、ピッチのずれとかが情報と認識されないですから、学習が進まない...。
「練習しているのにウマくならない」とか「自分ではウマいつもりなのに、中々人にウマいと言ってもらえない」というのはここらあたりに原因があるように思います。
さらには、他人のことは気にならずに悦に入るオナニー･プレイ（笑）は最たるものでしょう...。

僕自身も絶対音感が無いですから、日々耳を鍛えてないとこんな状況に陥りがちです。

後、人に演奏を聴いてもらって批評してもらうというのは大切でしょうね。
ライブの時でも、ネットで楽曲を発表したときでも、自分では気づかなかったアラを指摘してもらえる時がありますから...。
褒めてもらえると嬉しいし、やる気も出る...。
一方、手厳しい意見も、今まで僕のためになってきたと思っています。