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テーマ:ギターが活躍する音楽(137)
カテゴリ:LPについて
1972年オリジナル日本盤。
FOCUSのセカンド・アルバムであり、名盤中の名盤。 代表曲 A-1 HOCUS POCUS、そしてB面いっぱいを使った組曲ERUPTION等、全編緊張感あふれる音で溢れています。 Jan Akkermanの全盛期と言っていいでしょうね。 こんな時代に、こんなギターを弾く人がいたなんて驚きです。 ブラックビューティのレスポールカスタムから繰り出される驚異的な速弾き、かと言えばリリカルなアコ・プレイ(A-2 LE CLOCHARD)。 タイトル曲のA-4 MOVONG WAVESは特に好きな曲。 Thijs van Leerのピアノと歌だけというナンバーですが、バロック的なものから20世紀初頭のフランスの雰囲気まで、深い音楽的素養が感じられるとともに、想像力を掻きたてられる浮遊感が、実に素晴らしい。 さて、先日DVDのコーナーでもFOCUSを取り上げてJan Akkermanを絶賛しましたが、この人の音の選び方は非常に個性的で、フォロワーと呼べる人が全くいない....(?) (不勉強なせいで知らないだけかもしれません。間違っていたらご指摘下さい...。) 隠喩に富んだ音使い...。 彼の中では確信に満ちた音なのでしょうけど、聴く人によって、あるいは同じ人でも聴く場所、時間によって、全く異なる風景を見せてくれる...。 そんな気がします。 そういう意味では、Allan Holdsworthや最近のPat Methenyと印象が似ている気がするのですが....、いかがでしょうか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.10.21 16:34:51
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