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テーマ:ギターが活躍する音楽(137)
カテゴリ:LPについて
1981年録音。
1983年のマスターサウンドシリーズ(DIGITAL MASTERING)盤。 当時、飛ぶ鳥を落とす勢いだったJOURNEY。 FM東京のPOPS BEST10では毎週、このアルバムの中のどれかの曲がチャートインしてかかっていたような気がします....(笑)。 毎週、Steve Perryの歌声が聴けたので、(少々食傷気味という意味もあって)このアルバムは買わなかったんです(でも彼は、僕の大好きなVocalistの一人です)。 2年後、アルバムFRONTIERSリリース時の来日ライブがNHKで放映されているのを、録画することができ、毎日Neil Schonのギター、かっこ良いなぁと何回も見ていると、ESCAPE時代の曲の方がFRONTIERSの曲よりも、良い曲が多いなぁと感じました。 そこで、後追いで、しかもマスターサウンドシリーズのこの盤を買った次第です。 以前にも書きましたが、このマスターサウンドシリーズの盤を真空管アンプで聴く音の素晴らしさといったら! 長い長い歴史の中で、この当時(ESCAPE、FRONTIERS期)のメンバーが最強ですね。 Neil Schonっていう人は、どんな曲でも基本的にペンタで押し通す人なんですが、ゆったりしたラインの歌わせ方は絶品です。 基本的な部分(ピッチ、リズム、音使い)が恐ろしく正確で、そういう部分、TOTOのSteve Lukatherと甲乙つけがたいです。 トップミュージシャンでも、ライブでそのあたりのうまさを見せつける人って、少ないですから。 ただ、好みの問題ですが、Neil Schonの強引な速弾きはあまり....。 テクニック的にも完璧ですし、音色も素晴らしいのですが、すべてペンタで指癖的なフレーズが多いと感じます。 ブルース・フォーマットなら逆にカッコよかったりするんですが、曲がJOURNEYですからねぇ...。 もう一ひねりした音使いをしてくれると、ぐっとくるのですが。 とは言っても、このアルバムでのプレイはそのあたりが抑えられているので、 僕としては凄く楽しめます。 針を落としてA-1 DON'T STOP BELIEVIN'のイントロが聴こえてくると、 今でも鳥肌が立ちますし、中間ブレイクのNeil Schonのプレイにもぞくぞくします。 A-3 WHO'S CRYING NOWのエンディングソロの完璧に歌うソロには、ひれ伏すしかありません。 (まちがいなく、あれだけピッチを正確にコントロールできる人は1000人に1人でしょう) B-4 MOTHER,FATHERの爆発的な泣きは、叫びたくなるような気持ちに襲われる名演だと思います。 ただ、最後のフィニッシュの一音はピッチが上がりきっていないような....、珍しい。 でも、そこがまたカッコ良かったりするから不思議...。 ウマい人は、ミスすらカッコ良くしてしまう好例か? ---- ※旧ブログから、修正/加筆の上、転載しました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.02.10 09:36:45
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