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テーマ:ギターが活躍する音楽(137)
カテゴリ:LPについて
1986年オリジナル米盤。
Robert Crayの(公式には)4枚目とされている作品。 しかし、実質的にはデビュー作品として良いでしょうね....。 僕は、このアルバム以前の作品を未だに知りません。 最初に聴いた時は衝撃でした....。 当時、僕は歪んだ音でないとギターソロをギターソロとも思っていなかったのですが(笑、少し大げさに言い過ぎか....)、 のっけのA-1 Smoking Gunから繰り出される、絞り出すようなスクイーズ、気持ち良いアタックに続く律儀さを感じさせるビブラート、お洒落っぽさを醸し出す複音リック....。 クリーンであるがゆえに、音の襞まで(音を使いこなせる技があれば)表現手段に使えるんだということに気がつくことで「何かが変わった」気がした覚えがあります。 ホーンセクションをフューチャーしたA-2 I Guess I Showered Herではとぼけた雰囲気のフレーズが出てきますが、これがまた良い! A-3 Right Next Doorは、このアルバムで一番好きな曲。 お洒落なコード・プログレッションとそれを更にクオリティアップさせるカッティングの巧みさが素晴らしい! 中間ソロの入り際一音目のスクイーズでアウトです。 後半ソロも溢れ出すような感情をあくまでクールに処理していく美しいフレージング....。 Claptonも脱帽したんですものねぇ...はぁ。 B-1 I Wonderのイントロのギター....。 大人のビブラート...、厭らしさとは無縁の音楽の神に愛された限られた天才にしか出せない美しさですねぇ....、脱帽。 最後に、クリーン・トーンに限れば、彼のストラト・トーンは究極の美しさを持っているのではないか?と感じています。 確かに、オリジナルなトーンを創り出そうと努力し、体得していくという方法論が一般的なのでしょうが、素直にギターの特性を出そうとして、結果唯一無比なトーンを得るという、ある意味逆説的な彼の方法論にクールさを感じます。 The Robert Cray BandThe Robert Cray Band『Strong Persuader』 The Robert Cray BandThe Robert Cray Band『Nothin‘ But A Woman』 The Robert Cray BandThe Robert Cray Band『Smoking Gun』 The Robert Cray BandThe Robert Cray Band『More Than I Can Stand』 The Robert Cray BandThe Robert Cray Band『Right Next Door (Because Of Me)』 The Robert Cray BandThe Robert Cray Band『Fantasized』 The Robert Cray BandThe Robert Cray Band『Foul Play』 The Robert Cray BandThe Robert Cray Band『I Guess I Showed Her』 The Robert Cray BandThe Robert Cray Band『I Wonder』 The Robert Cray BandThe Robert Cray Band『New Blood』 The Robert Cray BandThe Robert Cray Band『Still Around』 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.05.01 16:10:19
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