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テーマ:ギターが活躍する音楽(137)
カテゴリ:LPについて
1985年オリジナル日本盤。
ZZ TOPの通算10作目のアルバム。 レスポール・サウンドをトレードマークにしているギタリストの中で、Billy Gibbonsの音色は僕の大好物の一つです。 前作ELIMINATORは、全世界で850万枚を売り尽くしたモンスターアルバムでしたが、本作はそれほどではないにしても、約束されたような成功を収めただけでなく、クオリティも抜群に仕上がっていると思います。 特にA面。 A-1 SLEEPING BAG、A-2 STAGES、A-3 WOKE UP WITH WOODと息をつかせぬメロディのしっかりしたロックチューンで攻めたてられます(笑)。 前作からシンセを大胆に導入していますが、大胆ではあってもやはり脇役。 主導権を握るのは、完全にBilly Gibbonsのギター! これぞRockという完全無欠のオリジナル・トーン! いやー、羨ましいですね、一瞬で彼とわかるサウンド....、ギタリストの究極の目標です。 大したフレーズは弾いてないように聞えるかもしれませんが、トレードマークのピッキングハーモニクス、またはチョークなどのピッチの正確さ、美しいビブラート、この上もなくハイクオリティなギターです。 A-4 ROUGH BOYのようなロッカ・バラードを弾かせると、そのウマさがさらに「立って」きます。 彼の愛器Pearly Gates、有名ですよね。 個体差の大きな'58~'60年製の「キング」レスポールの中でも、かなりハイゲインなブツだったとか...。 この頃からはスタジオワークでも色々な機材を使っているので、どれがどれかわからないのですが(わからないのも当然。彼のような巨匠は自分の音を持っていますからね...)、B-1 PLANET OF WOMENとB-2 I GOT THE MESSAGEのリードプレイはPearly Gatesでのプレイだと勝手に思いこんでいます。 艶が一味違いますから....(でも大抵こういう予想は外れるものなんですけどね...笑)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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