Yamane Future Music blog

1973年オリジナル日本盤。

これは、かなり大好きなアルバム！
Jeff Beck、Tim Bogert、Carmine Appiceのスーパートリオの唯一のスタジオ盤。日本公演を収めたライブ盤の方が評価は高いのですが、それは相対的な話。
ロック史上に残る名盤の一つです。

ファンキーなA-1 BLACK CAT MOANで幕を開けます。
Beckは全編スライド。オリジナリティ溢れるプレイです。
この人はノーマルでもスライドでもニュアンスがあまり変わらないです。

A-2 LADYはインストパートが凄まじい。BeckとBogertの壮絶なバトル！
いつもそこに耳が行っていたのですが、Carmine Appiceも凄まじいなぁ...。
最近、ウマイ人が小人数編成でバトるってバンドが中々出てこないですね。
絶対、かっこ良いんだけど....。

A-4 SUPERSTITION。Stevie Wonder作の名曲。
リフのキレと言い、中間の延々アームを使ったプレイと言い...、絶句。
なんと言っても音が良いですねぇ。
ストラトのベストサウンドファイルの一つです。

B-1 SWEET SWEET SURRENDERはこのアルバムで一番好きな曲。
メローなソウルナンバー。
メロディが大好きなんですよねぇ。掛かるとすぐ歌ってしまいます（爆笑）。
後奏のソロがこれまた素晴らしい。
消え際に一瞬入るマイナーペンタの反復フレーズがこれまたぐっときます、

Creamの血統を受け継ぎつつ、近代ハードロックへの展望を開いた輝ける名盤。
久々に聴きましたが、色褪せない感動に打ち震えています...(笑)。