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テーマ:ギターが活躍する音楽(137)
カテゴリ:LPについて
1956年録音。
残念ながら、何年盤なのか不明の日本盤。 恐らく70年代の再発ものだと思います。 ギター、ピアノ、ベースのトリオによる録音です。 恐らくハイテクニックをウリにした最初のギタリストではないでしょうか、Tal Farlow。 実は最初に聴いた時、冒頭の2曲A-1 ISN'T IT ROMANTIC、A-2 THERE IS NO GREATER LOVEはピンと来なかったんです。 しかし、何回も聴いてみると....、これがまたすごいんですねぇ....。 A-1における16分音符のメカニカルフレーズなんて、スピードはそれなりなんですけど、跳躍音程を含んでいるので相当手ごわい。 A-3 HOW ABOUT YOUの快演にはビックリすること請け合い。 ハイテクニックだけでなく、よく歌い、スゥイングするかっこいいフレーズの応酬です。 A-4 ANYTHING GOES、B-1 YESTERDAYSに関しては鬼気迫るものを感じます。 低いところからさっと駆け上ったと思ったら、コロコロって転がり落ちて行く気持ち良さ...。 またB-3 CHUCKLESもスリル万点! 跳躍音程だらけの難しいラインを超絶スピードで走り抜けていきます。 タランチュラがフィンガーボードの上を練り歩いているようだったという伝説がありますね。 ソロだけじゃなくって、B-1のピアノソロのバッキングもめちゃくちゃかっこいいです。 活動期は49年~58年と68年以降に分けられますが、 絶頂期は54年から58年のVerveレーベル専属期というのは、大方の見方。 このアルバムは、その中でも最高とされることが多いですね。 僕も、このアルバムでよく鼻っぱしらを折ってもらいます(笑)。 また、いかにも50年代!というこの雰囲気...。 モノラルLPを真空管アンプで聴く....、お気に入りの時間がすごせる一枚。 ---- ※旧ブログから、修正/加筆の上、転載しました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.07.30 10:26:49
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