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テーマ:ギターが活躍する音楽(137)
カテゴリ:LPについて
1975年オリジナル日本盤。
Tommy Bolin...、悲劇のギタリスト....とよく言われます。 Deep PurpleにRitchie Blackmoreの脱退を受け加入したのが'75年。 このアルバムを製作していたのが'74年ですから、ほぼ同時期ですよね。 Purpleの解散後、2ndアルバムを製作し、'76にオーバードーズで死去。 Billy Cobhamのアルバムへの参加、James Gangへの参加など輝かしい経歴を持っていますが、やはり(良くも悪くも)日本で注目を浴びるようになったのはPurpleへの参加でしょう。 でもこれが本当に彼自身の人生にとって良かったのかどうか...。 このアルバムを聴いていると、そんな考えが頭に浮かびます。 A-1 THE GLOND。泣き叫ぶようなスライドギターが印象的なRock'n Rollナンバー。 まずは、これでRitchieとの異質さは決定的(笑)。 A-2 HOMEWARD STRUT。ファンキーなカッティングが印象的なインストナンバー。 Billy Cobhamのアルバム「Spectrum」でのプレイや、ここでのプレイの雰囲気って、この時期のJeff Beckとよく似てますよね(でもBolinの方が先に発表しています)。 ホントかどうか知りませんが、Beckがパクったというウワサがあります。 それがホントであれば、悲劇ですね...。 A-3 DREAMER。正にアメリカンなバラードナンバー。長くはないですが情熱的な中間のギターソロが素晴らしい! A-4 SAVANNAH WOMAN。Bolinの音楽性の幅広さがよく出たボサノヴァっぽいナンバー。 後期 Wes Montgomeryっぽいソロが感動ものです! このソロを聴くためだけに、この音源を買っても損はないでしょう。 ペンタとドリアンだけで、このジャジー感を出すって...スゴっ。 B-2 MARCHING POWDERも、A-2と違ったタイプではあるが世界観は共通であろう曲。ハイテックなバックをぶっとい音色でなぎ倒して行くギターの爽快感....。 今から30年以上前、こんなに才能に溢れた若いギタリストがいて、注目された途端に死去...。 タイミングさえ良ければ、世界を変えたギタリストになっていたかもしれないのに...(もしBeckのBlow By Blowが発表される前に、ちゃんと存在を認知されていたらどうだったんだろう?)。 やっぱり悲劇のギタリストですね。 ティーザー / トミー・ボーリン 【Aポイント+メール便送料無料】 トミー・ボーリン / ティーザー (日本盤CD) トミー・ボーリン/テイーザー(CD) トミー・ボーリン/ティーザー お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.11.24 10:29:05
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