|
テーマ:ギターが活躍する音楽(137)
カテゴリ:LPについて
1985年オリジナル日本盤。
Roy Buchananの傑作に数えられる名盤の一つですね。 ブルースというフォーマットを基本にしていますが、この人自身は伝統的にやってやろう!なーんてことはつゆほども思っていないでしょうね(笑)。 そこが、様々なギタリストからリスペクトされる部分なのでしょう...、かく言う僕もその一人で、彼のギターを聴く度に、いかに自分が既成概念にしばられてギターを弾いているかを思い知らされます。 そして、なんと言っても音色が強烈。これぞテレキャスター!っていう太く切れ味の鋭い個性的なものです。 A-2 CHICAGO SMOKESHOP。正に「強烈!」というフレーズが次々と溢れるように飛び出します。 後半にはこちらの脳みそが溶けてしまい、冷静な判断能力を失います(笑)。 そして残るのは爽快感。 アヴァンギャルドっていうのとは少し違うニュアンスを感じるのですが、楽典的には正直何考えているか分からない。 A-3 MRS.PRESSURE。意味深な表題ですが、テーマでの美しくロマンティックなクリーンサウンドとソロにおける伸びやかなオーバードライブサウンドの対比が素晴らしい...。 A-4 NICKEL AND NAIL。アダルトな雰囲気のVo曲。 この曲でも、のびますねぇ...。Otis CrayのVoとの絡みがかっこいい! B-2 WHY DON'T YOU WANT ME? スローブルース。ここでは歪みを抑えたエロティックな音で責めてきます。この人の「音の伸び」は歪み量に関係無いんですね...スゴー。 B-4 SNEAKING GODZILLA THROUGH THE ALLEY。このアルバム中一番強烈な曲。 わけのわからんリフにのって、繰り出される破壊的なフレーズ...。 でもなぜか美しいと感じるんですよね。 やっぱり一聴冷たいと感じる音色なんですが、さっきから繰り返しているように「音がのびる」という感覚から出てくるものでしょうか? 正に個性的ですよね...。 このアルバムの3年後に死去(自殺)。 ...惜しい....。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[LPについて] カテゴリの最新記事
|