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テーマ:ギターが活躍する音楽(137)
カテゴリ:LPについて
1985年オリジナル日本盤。
自分のお金で買った最初のAllan Holdsworthのアルバム(笑)。 懐かしいです...、久々に聴いた...。 当時、ムチャクチャ聴いた...。 初めてAllanを聴いたのは'83年頃のFM東京の深夜番組でした。 そこでエアチェックしたテープをずっと宝物のようにして聴いていたのです。 当時はマイナーなギタリストでしたし、そんなギタリストの演奏を放送してくれるなんて奇跡に近かった(爆笑)。 ところが、'84~'85年頃には急に日本で人気が出たんですね...、大変な騒ぎでした(笑、当然ギターを弾く人のみの間ですけど...)。 この「METAL FATIGUE」の発売と来日公演が重なり、異次元のギタープレイにふらふらになったことを覚えています。 A-1 METAL FATIGUE。ハーモナイザで音を分厚くした破壊的なリフが印象的なVo曲。 Allanが、歪んだ音でリフを弾いているのをこれ以降聴いたことがない。 ただ中に入るとあのHoldsworth musicです。 この雰囲気が大好きなんです。 世間は彼の音楽が難しいとかよく言いますが、こんなに透明感のある音楽って難しいと言う前に美しいと思いませんか? そして、アームによる官能的な表情付けと流れるような美しい速弾き。 そう美しいんです、凄い前に。 凄いんだったら、あのタランチュラ・コードワークの方が5万倍は凄いですよ、ソロのラインは彼の美学そのものなのです。 (ちょっと熱くなってきましたね[爆笑]) A-2 HOME。クリーンのコードワークで攻めるメローなインスト。 この曲のコピーに挑戦したことを覚えています。 すぐあきらめましたけどね(笑)。 ラストのヴォリュームペダルを使ったエンディングの美しさは感動的! A-3 DEVIL TAKE THE HINDMOSTは、期待を絶対裏切らないAllanが、さらに恐ろしいことに期待の持ち方に遠慮があったということを気付かせてくれます。 まずソロの入りが良い! アームで表情付けを行うゆったりしたライン...。ところどころパグパイプのようなニュアンスを感じます。 そして徐々に増えてくるスピーディーなフレーズ。 気付くともう耳がLPの溝から離れなくなっているのです。 A-4 PANIC STATIONは、比較的POPなVo曲です。 同音異弦で展開される4度音程フレーズが印象的な中間ソロ。 でも、やっぱりこのスピードは信じられないな(笑)。 B-1 THE UN-MERRY-GO-ROUNDは組曲形式の大曲。 買った当時はあまり理解できなかったのですが、今聴くとコードワークの美しさにうっとりです...。オコチャマにはわからない世界ですね。 ラストB-2 IN THE MISTERYはVo曲。 流れるような美しいソロです....。「かっこいい」というカテゴリーにあてはまるソロは?と言えばこの曲のソロかも....。 なんにしても凄い人ですね....、22年も前の音源なのに、残されている音は現在でも最高峰のものなのです....、溜息が出ます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.12.02 09:20:15
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