|
テーマ:ギターが活躍する音楽(137)
カテゴリ:LPについて
1984年日本見本盤。
復帰後('81~)のMiles Davisの作品群の中で、僕が一番好きな作品。 曲の斬新さ、クオリティ、参加メンバーの演奏力...、 そして、なんと言ってもJohn Scofieldの圧倒的な存在感! 何回聴いても、なにかしらの発見がある名盤中の名盤だと思います。 (世間的には[この時期に限れば]次のYou're under arrestの方が人気があるようですね...) A-1 Decoy。 タイトル曲。 曲の素晴らしさ、各人のプレイ、何をとってもインパクト十分! 凄いんですよ、なんてったってA7一発でこれだけの曲になる....。 そもそもコードチェンジの激しい曲が好きだったのです。 しかしモード以降のMiles、そしてその周辺の人達の創る音楽にショックを受け、より自由なスタイルに方向性を変えていったのですが、このDecoyは「僕に衝撃を与えたもの」を凝縮した曲。 極め付きは、中間から始まるジョンスコの強烈なソロ! ファンクビートにA7一発、体が自然に動き出すカッコ良いDarryl Jonesのベースラインの上で、繰り出される斬新なフレーズの数々! 分析すればコンディミ、半音上下スケールを使っているなど色々理由付けできるのですが、要はそれを駆使するセンスですよね。 A-3 CODE M.D.。 これ、いわゆるマイルスコードのことだな(笑)。 自由感抜群のマイルスのハーモニー。 まさにそんな曲です。 そのコンセプトは実は先日発表した僕の曲「as I am」で応用させてもらってます(試聴はこちら)。 でも、どの曲もマイルスコードなんですけどね(笑)。 B-1 WHAT IT ISの激烈さも衝撃です。 この速さとビートの混在はなんじゃ! やっぱりMilesは偉大。 バップ、モード、エレクトリック、ファンクビート。 Jazzの変革期を主導し続けた天才中の天才。 そんな人の多くが夭逝する中で、「長生き」をして最後までシーンを引っ張り続けた....。 20世紀最強の音楽家だと思います。 【CD】デコイ/マイルス・デイビス 【送料無料選択可!】デコイ / マイルス・デイビス お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[LPについて] カテゴリの最新記事
|