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第16回出版UD研究会 シリーズ・わかりやすく伝える(3)に参加してきました。
連休の真ん中だけでなく、台風のど真ん中でのセミナーでしたが、行きも帰りも雨が小ぶりで助かりました。 ゲストスピーカーは、日本PIC研究会代表の藤澤和子さん。 自分は、文字中心文化にどっぷりで、インプットもアウトプットも文字や言葉が中心といったタイプなので、いろいろな意味で新鮮な印象を受けました。 読みやすい分かりやすいについても、自分個人では文字ベースで考えることが多かったのですが、文章を介さなくても、コミュニケーションができるところがピクトグラムのおもしろいところだと思いました。 浦河べてるの家の方の協力でマルチメディアDAISY版津波防災マニュアルを作成しながら、学んだこととつながる内容も多かったです。 自分が登場する写真やわかりやすいイラストは、やはり効果的なのですね。 DAISYは、もともとは視覚障害者の方のためのアナログの録音図書をデジタル化するというところから始まった音声が中心の媒体でしたが、それがテキストと画像がついて、マルチメディアDAISYになりました。 DAISYは、動画を取り入れる方向で次のバージョンの開発が進んでいますが、動画が入れられるようになると、手話だけでなく、アニメーションのピクトグラムも入れることができそうですね。 これからもいろいろな人にとってアクセスしやすいものになるという方向で開発が進み、ワンソースマルチユースの1つとして、さらなる発展をしていけると良いなと思いました。 メインの講演の前に、バリアフリーリソースセンターの副理事長で、自らの著書のバリアフリー出版活動を続けている松井進さんから、最新のユニバーサル出版についての報告がありました。 今までの複数媒体でのバリアフリー出版に加えて、電子出版や携帯電話など、一般的な媒体での出版も進め、バリアフリーからユニバーサルへのさらなる一歩を踏み出しています。 また、鹿島出版から出された『中部国際空港とユニバーサルデザイン』のテキストデータの提供は、バリアフリーリソースセンターが行うそうです。 こういった関係者の日々の努力による、本と情報へのアクセシビリティの進歩にも注目していきたいものです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年07月15日 20時41分57秒
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