カテゴリ:カテゴリ未分類
『P.S.アイ・ラブ・ユー』を観てきました。
私自身が彼を亡くして半年ということもあり、期待しすぎで行ったせいもあるんだけど、期待と違って少し残念でした。 試写会応募を二回してどっちも外れてやっと公開されて観に行けたんだけど。 私はシリアスを期待していたのに、予想以上にテイストが『フレンズ』みたいだったんですね。 そりゃあ愛する人の死を描いているからずっとシリアスでと望むわけじゃないし、笑いも必要だと思う。 だけど笑いのテイストが違いすぎて笑えませんでした。 フレンズはフレンズで嫌いじゃないけど、この話があのテイストとは、なんだかイメージと違ったなぁ。 最後の手紙の言葉もすでになんかの宣伝で流れてしまっていたしなぁ。 あれが肝なのに出してしまうとは…。 それでも愛する人を失ってからのホリーの心の変遷には共感できるところがありました。 脳腫瘍で35の若さで愛する妻を残して旅立たなければならなかったジュリーが、ホリーの一年先までを考えて、送るメッセージ、タイミング、誰から手渡すかまで完全に計画していたのは、真の愛がなければできなかったことですね。 先日、『誰も知らない泣ける歌』でイルカさんと亡くなっただんなさんのエピソードを見ていたときにも、あ、同じと思ったのですが、大切な人を亡くして、少しずつ自分を癒していく過程では、ちょっとしたことが愛する人からのサインと感じる瞬間があるのですね。 ああ彼はいるんだと感じさせる何か。 イルカさんは、花の種が舞うのを見て、旦那さんの魂に思いを馳せます。 ホリーのもとへは、手紙というはっきりしたかたちでサインがやってきます。 最後の手紙を受け取って読んだ日は、そういえば命日だったとホリーはあとから気付きます。 そして彼の気配がなくなったことにも気付くのです。 イルカさんは花の種が飛ぶのを見て、再び曲を書く気持ちになりました。 ホリーは手紙を受け取り、手紙の通りにすることで元気づけられ、自分の天職を探し、母との関係を修復させ、悲しみから前に踏み出しました。 私にもサインがたくさん感じられ、私なりに少しずつ前に踏み出せているような気がしています。 彼が旅立って半年。 一周忌を迎える頃は、どんな気持ちになっているのでしょうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年10月22日 23時43分23秒
コメント(0) | コメントを書く |
|