カテゴリ:あらゆる媒体の「本」
「魂にとっての酸素」
これは、『モチベーション3.0』で印象に残った章タイトルだ。 モチベーション3.0 183ページからの内容なのだが、 『精神疾患の診断と統計の手引き』(第四版 DSM-4)のなかで、 この6つのうち3つにあてはまれば、精神疾患だと挙げられている症状がある。 ・情動不安、神経過敏 ・疲れやすい ・集中力の欠如または空虚感 ・いらいら ・こり(筋肉の緊張) ・睡眠障害 チクセントミハイは、被験者に、 生活のなかで実務にとって「役に立たない」ような 「自分が楽しいから行う、ちょっとした行動」をすべて記録するように求め、 それを実験当日の朝から午後九時までの間、一切しないでほしいと指示を出した。 ところが、その人にとって喜びを引き起こす状況を禁じるこの実験は、 2日で全員の気持ちの落ち込みが激しくなり、 実験の継続は不可能になったとのことだった。 皆、DSM-4の精神疾患のような症状が出てしまったのである。 精神疾患を引き起こす芽は、普段の生活の中にある。 このような生活や症状が慢性的に続くと精神科に行く必要が出てしまうのだろうが、 その前に生活習慣を変える必要がある。 喜びを引き起こす活動と社会貢献と収入が結びついていくように 自己研鑽したいものだと思った。 それにしても実は、この本はチョット残念だった。 第1部、第2部の理論は面白かったのに、第3部のツールキットはイマイチだった。 結局のところ実践部分は自分で工夫していかなければならないということなのだろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年08月11日 15時06分42秒
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