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アニメーター、アニメ監督である芦田豊雄さんが、
先日の23日にお亡くなりになったそうです。 芦田豊雄さんと言えばミンキーモモや魔神英雄伝ワタルのキャラクターデザイン、宇宙戦艦ヤマトの作画監督として有名ですが、 僕にとっては「銀河漂流バイファムのキャラクターデザインの人」でした。 銀河漂流バイファムとは、ガンダムで有名な富野由悠季さんが原作の、 1983年に放映されていたSFロボットアニメで、 異星人の襲来から逃げ延びた子供たちが、必死に宇宙船やロボットを操縦、 捕虜として連れ去られた両親を捜すために広大な宇宙を旅していく物語です。 登場する子供たちの年齢が上は15歳、下はなんと4歳という恐ろしい構成。 そんな子供たちだけで(大人も多少は登場しますが)、練習艦とは言え、大型の宇宙船を操縦し、あまつさえ、ラウンドバーニアンというロボットに乗り込み、異星人と交戦します。 このテレビアニメが放映されていた時、僕は4歳(マルコやルチーナと同じ)だったので、 当然リアルタイムで見ていたわけではありません。 僕がこのアニメに触れたのはテレビ埼玉にて。 当時14歳、中学二年生だったと思います。 その頃のテレビ埼玉は僕に言わせれば「神番組」ばかりで、 宇宙戦艦ヤマトは1から3まで全て放映されてましたし、 機動戦士ガンダムは初代、Z、ZZ、Vと放映、 その他にもダイターン3やゴーショーグン、トライダーG7、 果てはザンボット3なんかも放映し、僕の心にトラウマを植えつけたりしてました。 現在は「テレ玉」なんて可愛い名称で呼ばれておりますが、 先日チラと番表を見てみると「ターンエー」と表記されていて、 その「SFロボットアニメ魂」は衰えていないものと思われます。 素晴らしいですね。 テレビ埼玉にはいつかお礼を言いたいものです。 さて、14歳と言えば、登場人物であるロディやバーツ、クレアと同い年。 しかもロディやバーツは年長組みであるので率先して前線に出て、 クレアは年上の女性という事で、4歳児を含めた全員の母親代わりをせねばなりません。 自分と差して年齢の変わらない彼らが、 子供だけでの逃避行、及び異性人との戦闘を行い、 異星人との人種問題に悩み、 そして、それを乗り越えようとしていく姿を目の当たりにした僕は、 彼らと同じように大きく心を動かし、共に歩んでいる気になったものです。 毎日欠かさず録画ボタンを押し、 中学校が終わったら真っ先に帰宅、録画したビデオテープをデッキに入れ、 毎日夢中に彼らの冒険を眺めていました。 それ以来、僕の心の中には常に「銀河漂流バイファム」があり、 芦田先生の描いた様々なキャラクターたちが生き続けています。 芦田先生の訃報を聞いたとき僕の目の前に真っ先に浮かんだのは、 バイファムの魅力的なキャラクターたち。 そして、当時アニメに夢中になっていた、中学生時代の自分の姿。 彼らのおかげで今の自分がいるといっても全く過言ではなく、 ひいては、芦田先生のおかげで自分は31年間生きてこれたわけです。 芦田先生、本当にありがとうございました。 ご冥福をお祈りいたします。 野間大資 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年07月30日 16時36分00秒
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