CDが売れない時代と言われて久しいですが、
僕は毎週一度はCDショップに通っています。
多くのCDが発売される火曜日に行くことが多いのですが
そこではレジを待つ列が何列もでき、
夕方前のスーパーを彷彿とさせる賑わいで
むしろ盛況と言っても良いほどだと思います。
しかしこの前世間話をしていた19歳の男子は
今まで自分でお金を出してCDを買ったことがないと言っていました。
僕にはかなり衝撃的な発言でしたが、
10代の彼らの中では珍しいことではないみたいで
レンタルやダウンロードで十分、
アルバムの曲もバラ売りしてて便利という声を聴きました。
アルバムの曲のバラ売りに関しては
ミュージシャンの意向とすれ違いもあり、
それが嫌で配信しないという方もいるようですが、
学生の財布事情を鑑みるにそれも仕方ないことなのかもしれないなとは思います。
でもやはり僕の感覚としてはCDケース、ブックレット、
DISCデザイン含めての作品だと思っています。
さらに言えばそれをちゃんと自分の手で何枚かの中から1枚選び
それをレジに持って行き購入し持って帰るという一連の流れ込みで
CDと呼んでいるのかもしれません。
ネットで購入することは不定休な僕にはとても便利なのですが
何か一つ上がる要素が欠けてしまったような気分になってしまいます。
CDが売れなくなるのは決して作品の質のせいではなく
市場の変化のせいだと思うので仮にCDが消えても
音楽は消えることはないと思いますが、
ミュージシャンがCDを出し続ける限りは僕もCDを買って
音楽業界に僅かながら貢献したいと思っています。
KUMA