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PS3にてリメイクされた「ICO」と「ワンダと巨像」を先日クリアした。
PS2時代に発売されていたソフトだから何を今更、と言った感じだけれど、 これがもう、傑作で傑作で……。 ジャンルとしてはアクションの種類に入るのだろうけれど、 特筆すべきはその独特の世界観。 たとえば「ICO」ならば、 西洋風のお城でであった言葉の通じぬ女性と一緒に、 正体の良く分からないモノから逃げるため、 「ずっと手を繋いで」彼女を引っ張っていく、というだけの物語。 その女性は力も弱く、放って置いたらすぐに連れ去られてしまう。 だから主人公は必死に手をとって、彼女と共に逃げるのだ。 「手を繋ぐ」という行為がどれほど尊く美しい行為なのか。 このゲームを通じて、ひしひしと伝わってくる。 「ワンダと巨像」は、ある女性を助けるため遠い地を訪れた少年が、 神か悪魔か、天からの声にしたがって、この地に蠢く巨像を倒して回るストーリー。 「最後の一撃は、せつない」 と言うキャッチフレーズから伝わるように、巨像を倒す最後の一撃の瞬間、 『本当に良いのだろうか』と自問自答してしまう。 誰かを救うために、何かを犠牲にする。 苦悩。苦悶。懊悩。 たかがゲームから、色々なことを考えさせられる。 うん。 日本のゲームはまだ、終わっていない。 次回作である『人喰いの大鷲トリコ』が楽しみで仕方ない。 野間 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年10月14日 03時05分07秒
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