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新宿ロフトプラスワンというライブハウスで行われた
『映画秘宝オトコノコまつり』 に行ってきた。 生まれて初めて新宿ロフトプラスワンに行ったのだけれど、 新宿コマ劇場跡の正面のビルの地下にあるライブハウスで、 思ったよりも広いような、せまいような、なんともフクザツな広さの会場だった。 ただまあ、そこから臭い立つ「アングラ臭」は物凄いもので、 ここで毎日毎日立ち代りに様々なイベント事が催されていると言うのだから、 まだまだ日本も衰えてないなあ、なんてよく分からないことを考えたり。 さて、この 『映画秘宝オトコノコまつり』 一体何ぞや? って感じだろうけれど、正直なところ自分も良く分かっておらず、 敬愛する町山智浩さんがご出演されているから、勢いで予約してしまっただけだった。 ローソンチケットのみでの取り扱いだったので、 ロッピーと格闘し、やっとのことで発券、 (実は前日にもロッピーと闘っており、番号がどれやら良く分からず敗戦している) チケットを受け取るためにレジに出すも、 店員は「オトコノコまつり」の部分を読んで「なにやら怪しげなイベントなのでは……」といった感じの顔になっていた。 ちょっと恥ずかしかった。 「男とはなんぞや?」 とは鎮守直廊の万針房番人である独眼鉄(男塾)の言葉だが、 この『映画秘宝オトコノコまつり』は、その問いに答えるようなイベントだった。 もっと分かりやすく言えば、「東映まんがまつり」の大人版みたいな感じ。 出演されている面々が、それぞれ「これが男だろ!」って思う動画を会場で流し、 それについて解説したりツッコミをいれたり。 一番最初が「ロッキー3」のロッキーとアポロのトレーニングシーンだった時は、 「なるほど、そっちの趣旨だったか」と笑い半分、焦り半分だったけれど、 スタローン、シュワルツネッガー、ジャッキー、ブルース・リー、歴々の戦争映画等々、 夜の歌舞伎町も平気で歩けるようになった大の大人が、 一瞬にして「東映まんがまつり」を観に行っていたオトコノコ時代に戻れるような、 そんな動画ばかり。 「うおー!」「スゲー!」みたいな単語しか出てこないというか。 男って馬鹿だな、なんて使い古された言葉に聞こえるけれど、やっぱり馬鹿なんだなあと改めて実感。 例えばスパルタンXでの、ジャッキーチェンとベニー・ユキーデの一戦。 僕はあのシーンが子供の頃からメチャクチャ好きで、もう何度見たか分からない。 サスペンダーをパチってやるあの仕草を真似してたりもしたくらい。 それが今回のイベントで流れた瞬間、「ああ! このシーンは男なら誰でも好きなんだな!」と妙な感慨に耽ってしまった。 そんな中でも自分が感動を覚えたのは、町山智浩さんの動画のラインナップにあった、 三沢光晴の「スパルタンX」とスタン・ハンセンの「サンライズ」のテーマが流れた瞬間。 小学校高学年時代、僕はプロレスっ子であり、 僕をプロレスっ子にしたのは全日本プロレス、三沢光晴、ジャンボ鶴田、そしてスタン・ハンセンだった。 三沢に関してはコチラの日記を参照してもらうとして、スタン・ハンセン。 おそらく日本で最も有名な外国人レスラーであり、説明は不要だと思うけれど、 あの驚異的な強さの前に、次々にやられていく日本人レスラーを見て、 悔しさを通り越して畏敬の念すら抱いていたと思う。 あの左腕から繰り出されるウエスタンラリアット。 あれが出るたび、テレビの前で「うわー」と叫んでいた幼少時代を思い出す。 (余談だけれど、僕の中では小橋健太があのラリアットを継承したと思っている)。 あのテーマソングが流れた瞬間、最近忘れがちになっていた「プロレス魂」が胸の中に戻ってきて、 「チョップでやられたらエルボーで殴り返せ!」というレスラーの荒々しい魂が、ふつふつと湧き上がってきた。 色々と上手くいかず、最近何かと塞ぎこんでいたけれど、 今日のこの日を持って、クヨクヨするのはやめようと思う。 「男なんだろ、クヨクヨするなよ」って、宇宙刑事ギャバンの主題歌でも歌われていたし。 そんなワケで、この『映画秘宝オトコノコまつり』は、とても面白く、また大切なイベントだった。 流石にポリスストーリーとブルース・リーはしばらくはいいかな、と思ったけれど。 あと、てらさわホークさんの喋り方が個人的にツボだったので、 忘れないためにもここに記しておく。 野間 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年11月04日 06時52分08秒
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