ヤマダとパンツ~其の肆~
今日、あるヒトからT-バックを貰った。「プレゼントぉ」なんて言いながら渡され目の前で開けて感たっぷりの中緊張しながら開けるとT-バックそして、「あした、穿いてきてぇ」と猫撫で声で言うなんて、一体、僕に何を期待しているのだろう?その人と関係が深くなったのは五ヶ月前かな、始まりは向こうから。僕と「…してみたい」という大胆発言!顔見知りではあったが、そこまで仲が良かったわけではない。それなのに、その大胆発言には少し、ヒいた。初めて行った、喫茶店では全然会話がなかった、覚えてるかなだけど、何度か逢っていくうちに、僕らは、心を通わせはじめた。それからというものそのヒトの家、僕の家、公園や、ビデオを撮りながらなど、何回もした僕らは、漫才の合わせをしたそう、彼は、僕が東京に来て、初めて漫才を組んだヒトだ。共通の知り合いの、結婚披露宴の余興の一つとして結成された漫才コンビ『HOPE』その後、漫才はやってないが、それからというもの、僕らはとてもいい仲だ。(皆さんも誰かと仲良くなりたかったら)(漫才をしたらいいと思います。 )でもその彼は、明後日から、新しい道へと進むのだ。その別れ、いや旅立ちの前に、僕にT-バックをくれ、そして明日穿いてくるようにせがんだ。あぁ穿いて行くさ!彼のためにそして、思い出しながら、ラスト漫才しようか、Tバック穿きながら!