「々」の『閑話休題。』
今月の2日から6日まで伊東へ旅行に行っていまして、海で遊んで黒くなって帰ってきたのにメンバーの誰にも「焼けたね」と言ってもらえなかった元来土気色の野間です。誰も気がつかなかったのか、気づいていたがどうでもいいから言わなかったのか。どちらを選んでも、私とメンバーの隔たりを感じずにはおれません。閑話休題。私、禁煙を初めてからなんと1ヶ月が経過しております。その間、「一本も吸っていないか」と尋ねられ、ツネられ、酷い罵声を浴びせられたなら「そりゃ、ちょっとは吸ったよ」と正直に告白しますが、まぁ、煙草1本に満たない量でございます故、そこのところは見逃してはいただけないでしょうか。齢12歳で初めて煙草を口にし、気持ち悪さに吐き、「煙草なんてゼッタイに吸わない」と心に誓い、17歳であっさり反故にし煙草の味を覚え、それから9年間吸い続けてきたわけです。勿論、若かりし時代から同じペースで吸い続けていたわけではありませんし、時には風邪などで吸わなかった時もあるので、3日で1箱消費していたと仮定しましょう。一ヶ月30日で10箱。1年で120箱。9年で1080箱。私はマルボロをこよなく愛する男でしたので、1080×300円。=324000円。甘く見積もっても32万円。いやはや、消費していますね。浪費していますね。そんな毎日のように吸っていた煙草を「風邪引いてたら吸わなかったから、このまま辞めれるかなー、値上がりするし」なんて、なんとも恰好の悪い理由でスッパリと(?)辞めてしまったわけですが吸う前と特に変わり無い生活を送っています。特にイライラするでもなく、太るわけでもなく。暇な時間に口寂しくはなりますが、我慢できない程ではありません。こんな結果だと、自分にとって煙草とはなんであったのか・・・。ちょっと悲しくもなってしまいますが。しかしまあ、どんな結果であれ煙草を断って一ヶ月です。もともと酒は飲まないので、体はきっと健康体。この事を煙草を吸っている友人に話したら「お前が煙草を吸わなくなって、凄い恩恵があったなら俺も煙草を辞めるよ」と言われました。私の禁煙後の姿に彼の将来がかかっているわけです。これは、なんとか禁煙の素晴らしさをアピールせねば。・・しかし、煙草を吸わなくなるとご飯がおいしくなると聞きますがもともと味音痴で、大抵のものは美味しいと思ってしまう私なので、その件に関しましては全く感知できません。顔色は今のところ悪いままのようですし、体調のほうも元来病弱なものでして、別段良くなったと思うことはありません。なんという事でしょう。煙草を吸っても吸わなくても、今のところ目立った変化が見当たりません。煙草代が浮くよ、という言葉も、一ヶ月3000円程度の金額では何の制止力もありません。なんか早く結果を出せ、私の体。背が伸びたり、足が速くなったり、頭がよくなったりするのだ。でないとこの禁煙が、なんか悲しい感じじゃないか。長年使っていた灰皿がこの先ずっと黒い灰が入らないことを察したのか暗い陰を落としてるように見えたり、見えなかったり捨てないから安心するんだ、灰皿よ野間之水