ハバネロとヤマダ
えぇ、えぇ、今日、知人FCから『ハバネロ』と言うのを頂く機会があったんですよ、えぇ。えーとハバネロとはですねぇ、メキシコが原産とされてまして世界一辛いと言われているトウガラシなんだそうですわぃ。辛さの度合いを表す、スコヴィルという単位でいうところの300,000スコヴィル程度だそうな。これは、ハラペーニョの約80倍タバスコの約10倍の辛さに当るんだそうな。因みに、“Red Savina Habanero”ってぇのは、“The world’s hottest spice”としてギネスに公認されており、その記録は、577,000スコヴィルなんだそうだとよ。でね、えぇ。そんな記録的なのではないけど、僕、辛いの好きですから「ちょっと食べてみな」ってFCにちょいと、生でそのまま、切って渡されたんですわ。まーキレイなオレンジなんですわな。興味深々でパクついたわけです。「ん~辛い?甘い?ピーマン、パプリカみたいな感じでおいしいです。」そう僕は正直に言いました。「ウソだろ?じゃタネ食べてみろよ」と。僕にくれたFCは拍子抜けた御様子で今度はタネを取って僕に渡してきました。「ん~、辛いかぁ?けどそんなに驚くような辛さでは…」そう僕が言うと、FCはそんなはずはないと自分の口の中に入れました。するとどうでしょう、彼は無言になり、静かに水道のところへ向かい、口に水を宛がい、一言「ヤマ、ばかだよ」うそ?そんなですか?僕は自らタネを再び口に運びました。その時、タネが口唇に触れて入りました。すると、ヒリヒリきました。きましたよ~辛い辛いでも、そんなに、まぁ辛いです、でも耐えれないほどじゃ…それを見ていた友人Mは「ヤマちゃん、やっぱ、人間じゃないでしょ」人間じゃない?そこまで言うかい!まぁ、確かに味覚障害な感は薄々噂されてたけどねぇ。そんなにおかしいのでしょうかねぇ?辛さと僕の反応に気分を害したFCは、もう一度、今度は先程より大きくちぎり、親の敵と言わんばかりの形相で渡してきました。「ん~やっぱり、辛い良い酒の肴になりそうですね」僕がそう言うと、彼は力なく崩れ落ちました。それを見ていた友人Mは「ヤマちゃん、やっぱ、人間じゃなかったんだね」と。ん~別にね、自分の味覚障害っプリを晒したい訳じゃなくてですね。一般的に辛いとかされてるものにはそれなりの反応を示さなきゃいけないのかなと。いや、絶対に辛いはずだ!やせ我慢してるだけだ!と思う人もいるでしょう。でも本当にそこまでじゃなかったんですよ。けどそう言いながらも、僕は試験の前に「昨日全然勉強しないで寝てしまったぁ」と誰が聞くでもなく言い放ち試験中に「先生、消しゴム拾っていいですか」と焦ってますよ感を醸し出し試験後に「全然出来なかったぁ」大声で漏らし答案返却時に「うわっ」と顔をわざと曇らせ机に戻り、良い点だったのに、点数の所を折り、軽く折り、いやちょっと点数見えるくらいに折り、友達に見られ「なんだ、(点数)すげぇ~じゃん」と言われほくそ笑むようなタイプは大っ嫌いなんです。あれ?例えが分かり辛いかぁ。失、失。でもある程度のリアクションも大人には、必要なのですかね?~やま~