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カテゴリ:富士の自然
トリカブト キンポウゲ科トリカブト属の多年草。 家のそばでささやくように咲いていた。 トリカブトは鳥の兜という意味。 鳥がこの花をかぶったところを想像してみる。 う~ん・・けっこうおしゃれかも。 全草(特に根)に毒が含まれる。 食べると嘔吐や下痢・呼吸困難などから死に至ることもあるそう。 こわい! たしか保険金殺人で有名にもなったっけ。 花の蜜や花粉にまで毒があり、蜂蜜でも中毒例がある。 また、アイヌが狩に使う矢毒として用いたとされる。 気功(3日坊主)を習っていた時、 アセビのそばでは気功をやってはいけないと 言われたことがあるが、 当然トリカブトのそばでもやらない方がいいと思う。 もっとも「気」なんて鈍感な私には全然感じられなかったけど・・ 数年前、新潟県の火打山に登った時 登山道のまわりにトリカブトの群生が風にゆれていた。 とても暑い夏で、急な勾配の登山道にあえぎながら ボー然とこの花の紫に染まった斜面を見つめた思い出がある。 私にとっては毒の印象よりも 高山に咲く妖精の帽子のような花だ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.02.15 10:46:40
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